柔整ホットニュース

これだけは知っておいて!!

第42回   【西川きよし参議院議員の「柔道整復」に関しての質問 <Ⅲ>】

2012/02/16

坂口 力 厚生労働大臣

柔道整復師に係ります療養費の問題につきましては、これは柔道整復の対象疾患というのは、ご存じのとおり、骨折、脱臼、打撲、捻挫とこの4つになっているわけでありまして、そこで骨折及び脱臼については、これは応急手当以外のものは医師の同意が必要と、こういうことになっているわけですね。ですから、柔道整復のところで独自にできることは打撲、捻挫この2つに限られるわけでありますから、ここが的確にやられているかどうかということが問題だというふうに思います。従いまして、それは腰痛であろうと肩凝りであろうと、みんな打撲、捻挫と言われては困るわけで、打撲とか捻挫というのは概念のはっきりしたことでありますから、ここはきちっとその症状に合わせて診察をしていただき請求をしていただくということでなければなりません。ここはもう明確だと私は思います。この新聞等に出ております問題も、ここが明確にやられているかいないかということが私はそこに出ているというふうに思っておりますので、ここにつきましては明確に行われるようにこれは指導も強化をしなければなりませんし、そして調査もしなければならないというふうに思っているところでございます。そうしたことを踏まえた上で、今ありました受領委任払い制度ということをどうするかということになるわけでありまして、この問題を初めからぼんと皆取ってしまうということになれば、まじめにやっている皆さま方に対する影響も大きいというふうに思います。一つどこかで悪いことをやるところがありますと、みんな同じようにやっておるんじゃないかというふうに見られるわけで、そういう面では、これは病院でも何でも一緒ですけれども、まじめにやっている人がお気の毒でありますから、そのことには配慮をしなければならない。しかし、初めに申しましたように、どうも捻挫や打撲でないものを捻挫や打撲というふうに言っているということであれば、これは許し難いことでありますから、ここは正確に我々も指導していきたいと思っております。

 

 

前のページ 次のページ