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第42回   【西川きよし参議院議員の「柔道整復」に関しての質問 <Ⅲ>】

2012/02/16

参議院厚生労働委員会
平成14年12月3日
西川きよし参議院議員(無所属)
坂口 力 厚生労働大臣
真野 章 厚生労働省保険局長

 

西川きよし参議院議員(無所属)

次に、その2年前には、これからもその不正防止の効果が、一つ4番目を飛ばさせていただきまして、時間が、済みません、短くなりましたので2年前には、これからも不正防止の効果が上がりますように、まずは指導監査の充実ということで対応していってもらう、そして大変力強い、いきますというご答弁をいただきまして、この新聞にある厚労省のコメントでは、対策を取ってきたが効果は上がっていない、こういうふうに認められたわけですけれども、あまりあっさり認められるとこちらの方もあまり質問のしがいがなくなるわけですけれども、そんな差もあれば大丈夫かいなというようなことも思うわけですけれども。こうした疑念といいますか、持たれること自体が不正に何ら関係のない多くの柔道整復師の方々にとっても大変迷惑ではないかなと。国会図書館やとか、そしてまた全国の方々からもたくさんお手紙いただきました。そういった図書館の資料だとか、そしてまたいただいたお便りだとか、まじめにやっている者が馬鹿をみるので、いいことはいい、悪いことは悪いという、是々非々というんですか、そういう立場で西川さんに頑張ってもらいたいということで、何年か前から僕も質問をさせていただくようになったんですけれども。いずれにいたしましても、現状においてはどの程度の改善が図られているのか、またこれまでの対応策の効果がどうであったのか、こうした検証を必ず行っていただきたいというふうに思うわけですね。実態調査をこれからやっていただけるかどうかというのをちょっとお答えいただければと思います。

 

真野 章 厚生労働省保険局長

この委員会でも先生からご指摘を受けまして、平成6年以降数次にわたりまして支給基準の適正化を図るということから、長期、多部位の施術に係ります逓減制の強化、それから平成11年には審査委員会を全都道府県に設置をいたしまして、保険者、施術者、学識経験者の三者構成によります全件審査の体制を整備をすると。さらには、指導監査要領を平成11年に策定いたしまして、指導監査の基準を統一化するというようなことを行ってまいりました。そういうことをきちっとやって、期待にこたえるべく対応するということを申し上げてきたわけでございます。そういう意味では、例えば柔道整復審査会での、各県の審査委員会での審査の状況、さらには、ここでは再審査請求もできるということになっておりますので、例えば再審査請求をどの程度やって、それから施術者からの意見をどの程度聞いたかというようなことをきちっと把握をしてみると。それから最後は、その療養費請求書は保険者に返ってまいりますので、保険者として、報道されたようなことの疑念があるということであれば、これはまた保険者は保険者で被保険者からきちっとお話を聞くということもできますので、そういうことにつきまして、柔道整復の審査委員会の活動の状況の実態をきちんと把握し、また各保険者に指導を更に強化をしていきたいというふうに思っております。

 

西川きよし参議院議員(無所属)

ありがとうございます。今、全部をもう真剣にお伺いさせていただきました。じゃ、その調査はしていただけるということでご理解させていただいてよろしい。はい、ありがとうございました。その実態調査を今度は待たなければならないとしても、仮にいろいろとあれば、受領委任払いの在り方についても再度見直しを求める声も強まってくるのではないかというふうに考えるわけですけれども、当時の局長さんのご答弁では、受領委任払い制度についてこれまでの沿革的な理由から今更廃止ということにはならないと全く否定的な見解を示されておられました。今後の調査結果の内容次第ではそうした対応も含めた検討がされるのかどうか、それとも何が何でも受領委任払いは堅持していくという前提に変わりがないのかどうかというものも最後に大臣にこれはご答弁をいただいて、最後の質問にさせていただきたいと思います。宜しくお願いします。

 

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