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(公社)日本柔道整復師会通常総会が開催

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令和4年6月26日(日)、日本柔道整復師会会館(東京都台東区)において「公益社団法人日本柔道整復師会通常総会」が開催された。昨年度同様、帰一賞表彰式の中止、座席数の限定など、新型コロナウイルス感染対策を講じた上での開催となった。

通常総会
三橋裕之副会長

公益社団法人日本柔道整復師会・三橋裕之副会長は、柔道整復療養費検討専門委員会の動向として〝明細書の発行義務化については義務化の要件が限定され、改定時に義務化の対象等について改めて協議に入っていく。患者ごとに償還払いに変更できる事例については、保険者ごとではなく患者ごとにその都度確認作業を行うこととなる。不安な患者さんがいらっしゃったら先生方からもご説明いただきたい〟と述べ、さらに〝料金改定は我々が納得いく内容ではなかったが、抜本的な見直しに向けて厚生労働省の審議官等とともに話し合いを予定している〟と今後の展望を語った。

また、公益社団法人日本柔道整復師会・松岡保会長による書簡が代読され、病気療養のため任期満了を以て退任する意思が明らかとなった。

本総会における主な議題は以下の通り。

【議題】

1.令和3年度決算案の承認について

  • (1) 令和3年度事業報告
  • (2) 令和3年度決算書の説明
  • (3) 令和3年度監査報告
  • (4) 採決

2.令和4年度会費免除者案の承認について

3.役員の選任並びに会長及び副会長の選定について

決算案の承認

事業報告、決算案、監査報告が行われ、代議員の過半数の承認が得られたため原案通り可決された。あわせて、事前に会員から寄せられた質問に対し、回答が行われた。

会費免除者案の承認

終身免除(満85歳以上で40年以上の会費納入者が対象)新規21名、所得に関する免除者(年間総収入160万円以下の者が対象)17名に対する会費免除が可決された。

役員(会長及び副会長候補理事各1名)の選任並びに会長及び副会長の選定

会長候補者および副会長候補者は定数1名ずつのところ、1名ずつの立候補であったため、会長選、副会長選いずれも投票による決議が行われた。 投票の結果、会長候補理事に伊藤述史(東京都)、副会長候補理事に長尾淳彦(京都府)の両名が選任され、会長並びに副会長に選定された。新役員を代表し、伊藤述史新会長に対し選挙管理員会・深井伸之委員長より選任証書が交付された。

通常総会
伊藤述史新会長

伊藤氏は〝信任していただき大変嬉しく思う。真っ先にやらなければならないことは日本柔道整復師会の信頼回復である。そのために皆さんと一致団結して進めていかなければ、柔整業界そして日本柔道整復師会は信頼を得られない程の危機的状況と感じている。関係省庁とも連携して信頼関係を築いていきたい。また新型コロナウイルスの感染拡大によって患者が減り、多くの会員が苦労しているが、裏を返せば業界を変える最高のチャンスだと考えている。オンライン環境を活かし、会員からどんどん意見を吸い上げていきたい。日本柔道整復師会の会員になって良かったと思ってもらえる組織にしていく〟と強い想いを述べ、閉会となった。

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