医療オリンピックC-1東京大会開催される
平成30年8月30日(木)、KPP八重洲ビル(東京都中央区)において、第16回医療オリンピックC-1東京大会が開催された。
医療オリンピックC-1は包帯王・刺鍼王・矯正王・医識王・診断王・実技王の6つの競技から成り、医療家同士で知識や技術を競い合うことでその質を高め合い、ひいては業界の質も向上させようという目的のもと、2003年より開催されている。
全国10地区(北海道・北関東・東京・南関東・中部・近畿・四国A・四国B・九州・沖縄)で開催される地区大会を勝ち抜いた大会参加者は、平成30年11月18日(日)に開催される決勝大会へと駒を進めることができる。
主催者である整骨院振興協同組合・近藤昌之代表理事は〝知識や技術を競い合うことで、人の技術を見て盗む、真似をする。また勝って喜んだり負けて傷ついたりする。このような経験をすることで、患者さんのための知識・技術を向上させていきたいと考えている。またこの大会の運営・参加を通じて、業界が一つになろうという目的もある。今日は日頃から患者さんに提供している知識・技術・マインドをこの場で存分に発揮してほしい〟と熱く語った。
東京大会では包帯王・刺鍼王・矯正王の3つの競技が行われた。参加者の応援に駆け付けた施術者も多く、会場は大いに盛り上がった。
包帯王
見栄え、きつさ、実用性など、複数の審査項目の総合ポイントで包帯巻きの技術を競う。今回は、前距腓靭帯内反捻挫に対する包帯巻きの技術を競った。タイムオーバーしたり包帯を落としたりすると失格となる。
刺鍼王
片手挿管による早打ちで刺鍼の技術を競う。長さの異なる鍼で1分ずつ刺鍼し、その合計本数で勝敗を決する。刺鍼は60度以上の直刺であること、必ず弾入すること、刺鍼後は一度鍼から鍼管を抜ききること、等のルールが設けられている。
矯正王
モデルの前後屈数値を審査基準とし、3分間の制限時間内に歪みをどれだけ改善できたかを競う。
各競技終了後に、決勝大会への進出が決定した各競技の上位3名が発表された。
包帯王
第1位:山口剛史(武蔵境中央整骨院)
第2位:桐越里美(さとみ鍼灸整骨院)
第3位:熊谷圭一郎(笑顔道小川の整骨院)
刺鍼王
第1位:田川彩華(笑顔道小川の整骨院)
第2位:藤﨑太輔(夢のはり灸接骨院)
第3位:川合拓実(笑顔道さいたま与野整骨院)
矯正王
第1位:小原秀友(ひらいはりきゅう院綾瀬院)
第2位:片桐政史(境南中央整骨院)
第3位:小林謙介(西葛西中央整骨院)
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