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初診料全額負担検討 紹介状なく大病院受診

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紹介状を持たずに大病院を受診した患者に新たな負担金を求める制度について、厚生労働省は7日、導入に向けた議論を本格的に始めた。初診料にあたる費用を全額負担してもらう案が有力で、年末にかけて具体案をまとめて2016年度をめどに導入する。

現在は初診料2820円、再診料720円(200床以上は730円)に公的な医療保険が適用され、患者の窓口負担は1割~3割となっているが、これらを全額負担してもらう案だ。

この日の部会では、制度導入に賛成する声が大勢を占めた。「大病院」と認定する病院の範囲、救急患者を例外とするかどうかといった点も焦点となる。

ベッド数200床以上の病院については、紹介状を持たずに受診した場合、いまでも病院が特別料金を徴収できる。徴収している病院の金額は平均約2千円。ただ特別料金を導入している病院は半数に満たない。

厚労省によると、500床以上の大病院では、紹介状を持たない患者が半数以上。新たな負担金制度は、医者が重症患者の診療に専念しやすくするため、紹介状がない軽い症状の患者の受診を減らすのが狙いだ。

<ニュースソース>
朝日新聞(2014/07/08 朝刊)

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