高齢就業者、過去最多906万人
国保新聞によると、総務省は令和2年の高齢就業者数が元年と比べ14万人、1.6%増え906万人と過去最多を更新したと公表した。17年連続の増加となるという。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって4月に前年を下回ったものの、それ以外の月は前年同月比で増えた。主要因については団塊の世代の高齢化に伴う70歳以上就業者の増加を指摘しており、70歳以上は男性が17万人、女性が11万人増え、65~69歳の減少を上回った。
高齢者人口は3460万人と前年から22万人増え、過去最多となった。総人口に占める割合は0.3ポイント高まり29.1%と過去最多を更新している。現役世代が減少し総人口が減っているなか、高齢就業者は増加の一途にある。高齢者の就業率は前年から0.2ポイント上がり25.1%に達した。9年連続で上昇している。高齢就業者の中心はパートやアルバイトといった非正規雇用だ。役員や自営業主・家族従業者を除いた510万人の高齢就業者のうち、52.5%にあたる268万人がパート・アルバイトだった。契約社員、嘱託、派遣社員なども加えた非正規雇用は390万人に及ぶ。
<ニュースソース>
国保新聞(2021/10/10)
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