高齢化率、過去最高26% 高齢社会白書
政府は12日午前の閣議で、2015年版高齢社会白書を決定した。総人口が減少する中、65歳以上の高齢者は14年10月1日現在で3300万人(前年比110万人増)、総人口に占める割合の高齢化率は26.0%の0.9ポイント増となり、過去最高を更新した。
白書は、「団塊の世代」の全てが65歳以上となる今年、高齢者人口は3395万人になると推計。42年に3878万人でピークを迎えた後は減少に転じるが、高齢化率はその後も上昇すると予想している。
1人暮らしの高齢者も増加傾向にあるが、同日公表された内閣府の「1人暮らし高齢者に関する意識調査」によると、「一緒にいてほっとできる相手」は、子どもがいない男性の場合、「当てはまる人はいない」が51.4%で最も多かった。子どもがいない女性の場合は「兄弟姉妹・親戚」(33.8%)、「友人」(31.8%)、「介護サービスの人」(同)と続いた。
白書は地域活動を通じたコミュニティーの再構築などを提案している。
<ニュースソース>
時事通信(2015/06/12)
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