日本整形外科学会、「ロコモ度」判定法を発表
日本整形外科学会は15日、運動機能が落ちて介護が必要になるリスクが高い「ロコモティブシンドローム」(ロコモ)の判定法を発表した。
判定には「立ち上がりテスト」と、大股で歩いた2歩分の幅をみる「2ステップテスト」、日常動作の困難度など25項目を点数化する「ロコモ25」を用いる。
例えば、高さ40センチの台から片足で立ち上がれないと「ロコモ度1」、20センチの台から両足で立ち上がれないと「ロコモ度2」となる。 ロコモ度1は筋力などが低下した状態で、ロコモ度2は、歩行など基本的な動きの衰えが進んでおり、自分で身の回りのことができなくなるリスクが高いという。
学会は、ロコモ度2で痛みがあれば、整形外科の専門医の受診を勧めるとしている。 学会によると、国内にはロコモ度1が約3,200万人、ロコモ度2が約1,400万人いるという試算もある。岩本幸英理事長は「ロコモは高齢者が突然なるのではない。早く気づいて対処することが重要」と話す。
<ニュースソース>
朝日新聞(2015/05/17)
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