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あはき療養費0.27%引き上げ 12月改定

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国保新聞によると、厚生労働省社会保障審議会医療保険部会「あん摩マッサージ指圧、はり・きゅう療養費検討専門委員会」は10月29日、あはき療養費も今年12月から0.27%引き上げるとした改定案をまとめたという。改定率は今年6月の柔道整復療養費改定率と同じ。不正請求対策に関し、同専門委員会が平成30年4月にまとめた報告書を踏まえたもので、往療料の距離加算を減額し、施術料等に振り替える内容となっている。

柔道整復、あはき療養費の改定は通常、診療報酬改定年の6月に実施しているが、今回あはきは「訪問施術制度」をめぐって意見調整が難航したため12月までずれ込んだ。訪問施術制度は今回改定で導入される予定だったが、厚生労働省は29日の会合で次回改定に先送りするとした。

また、厚生労働省は、あはき療養費の長期・頻回施術について、保険者の判断で受領委任払いを償還払いに戻し、適切性を確認する仕組みを提案し、大筋了承された。初療日から2年以上かつ直近2年のうち5か月以上月16回以上施術した患者が対象で、要件に該当する場合、保険者が施術管理者と患者にその旨を通知。そのうえで「1年以上・月16回以上施術継続理由・状態記入書」と新たに施術管理者に求める「頻回な施術を必要とした詳細な理由」と「今後の施術計画」で判断するという。

<ニュースソース>
国保新聞(2020/11/10)

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