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柔道整復師と介護福祉【第19回:在宅医療と多職種連携の流れと推移】

2016/05/16
多職種連携会議
1. 退院前合同カンファレンス

患者さんそれぞれの状態に応じた社会資源の情報提供を行い、関係者と調整します。 退院後の在宅療養生活において、かかりつけ医や訪問看護、ケアマネなど地域のさまざまな関係機関との調整が必要な場合は、退院前合同カンファレンスを開催します。
退院前合同カンファレンスは、医師、看護師、MSW、理学療法士などの院内スタッフとかかりつけ医、訪問看護師、ケアマネ、サービス提供事業所、保健師など地域の関係機関が参加し、医療の内容や生活上必要なことがら、退院後のサービス内容について情報共有します。そして、入院医療から在宅医療へ引き継ぐことによって、安心、安全な療養生活ができるよう支援します。

退院前合同カンファレンス

2. サービス担当者会議

ケアマネが立案した、ケアプランに関して、サービス調整を行った後、サービス担当者を集めてケアプランの内容を検討する会議を指します。このサービス担当者会議は、利用者の状態像の変化などにより、ケアプランを変更する際にも開きます。

サービス担当者会議

3. 地域ケア会議

地域ケア会議とは、地域包括ケア実現のため、地域の実情にそって、地域資源をどのように構築していくべきか、課題を的確に把握し、解決していく手段を導き出すための会議です。具体的には、多職種で話し合う場を設け、問題解決にあたるものです。
地域ケア会議は、いままでも地域支援事業の一環として行われてきましたが、市区町村によっては、定期的に実施されていなかったり、実施されていても、単なる検討会で終わり、『地域資源の開発』というところまで至らないケースがありました。そこで、介護保険法によって、地域包括ケアを位置づける(努力義務)ことになりました。(法115条の48 2015年4月1日施行)
参加職種は、包括職員、介護支援専門員、自治体職員(介護保険担当、地域福祉課、障害福祉課等)、介護事業者、医師、看護師、リハビリ職、社会福祉士などです。このような専門職に加え、民生員、自治会の代表者などの住民代表の参加も含まれております。

地域ケア会議 地域ケア会議

 

 
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