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柔道整復師と介護福祉【第12回:2025年問題と柔道整復師の事業課題】

2015/10/16

改革の基本的視点と具体的な方向性について

医療機能の分化・強化、連携と地域包括ケアシステムを推進する視点
  • 病床機能分化、強化、連携に合わせた入院医療の評価について
  • 地域包括ケアシステム推進のための多職種連携による取り組みの強化
  • 質の高い、在宅医療と訪問看護の確保
  • 医療保険制度改革法を踏まえた外来医療の機能分化
  • チーム医療の推進、勤務環境の改善、業務効率化の取り組みなどを通じた医療従事者の負担軽減
患者にとって安心、安全で納得できる効率的で質の高い医療を実現する視点
  • かかりつけ医の評価、かかりつけ薬剤師の評価、薬局の評価
  • ICTを活用した医療連携や医療に関するデーター収集の推進
  • 質の高いリハビリテーションの評価など、疾病からの早期回復の視点
重点的な対応が求められている医療分野を充実する視点
  • 緩和ケアを含む質の高いがん医療の評価
  • 新オレンジプラン(認知症施策推進総合戦略)を踏まえた認知症患者への適切な医療の評価
  • 地域移行、地域生活支援の充実を踏まえた質の高い先進医療の評価
  • 難病法の施行を踏まえた難病患者への適切な評価
  • 救急医療、小児医療、周産期医療の充実
  • 口腔疾患の重症化予防、口腔機能低下への対応、生活の質に配慮した歯科医療の推進
  • 薬学管理や在宅医療などへの貢献度による評価、適正化
  • 医薬品、医療機器、検査などによるイノベーションの適切な評価
効率化、適正化を通じた制度の持続可能性を高める視点
  • 後発医薬品の使用促進、価格の適正化、長期収載品の評価の仕組み
  • 退院支援の取組みによる早期退院の推進
  • 残薬、多剤、重複投与を減らすための取組みへの推進、医薬品の適正使用を推進するための方策
  • 門前薬局の評価見直し
  • 重症化予防の取り組みの推進
  • 医薬品、医療機器、検査などについて、市場実勢価格を踏まえた評価

 

このような、診療報酬改定における議論展開が進められている。私たち柔道整復師も既存施策のレビューと接骨院、整骨院の機能分化が求められていると共に、適正かつ持続可能性が高い柔道整復療養費制度になるよう評価していくことが求められています。

 

 
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