menu

ご高診願い・紹介状の書き方について
【第9回:医師への対診・紹介例⑨】

2019/09/01

§ 〇〇整形外科 〇〇院長先生 ご侍史

患者:44歳 女性
上記患者、バレーボール競技中に転倒し左膝関節屈曲強制され受傷しております。
徒手的検査にて半月損傷を疑い応急手当致しました。ご高診下さいますよう宜しくお願い申し上げます。

ご指摘の如く左膝外側半月板の損傷所見を呈しておられます。関節鏡検査にて確認することがbestな治療と考えます。患者は△△病院で勤務されておられるとの事ですので、同病院で関節鏡の検査を受けるように対応致しました。今後ともよろしくお願いします。

§ 〇〇整形外科 〇〇院長先生ご侍史

患者:48歳 男性
歩行中に転倒し肘部を強打され、明らかな肘頭骨折を受傷されています。
手整復を試みましたが転位に著変がございません。ご指導頂戴致したく何卒宜しくお願い申し上げます。

ご指摘の如く骨折を認め、かつ転位が大きい為手術適応となり、本人も希望して××病院整形外科を紹介させて頂きました。ご紹介ありがとうございました。

§ △△整形外科院長 △△先生 御侍史史

患者:47歳 女性
バレーボール競技中のサーブ動作時に右肩に衝撃を自覚し、数日後に来院致しました。
肩関節可動性には異常を認めませんが、安静時においても自発痛を訴え局所熱感及び軽度腫脹を認めております。ご高診並びにご指導賜りたく何卒よろしくお願い申し上げます。

X-Pにて石灰沈着を認めます。もともと肩関節不安定性を有されそれを基因として炎症性症状へと経過したものと考えます。当院近隣の◇◇接骨院にて物療中心の療法を行いつつ場合によっては石灰吸引処置を予定致します。ご紹介ありがとうございました。

§ 〇〇病院整形外科 〇〇先生

患者:54歳 女性
ミニバイク走行中に転倒し腰部・膝部を強打し来院されました。(自損事故)
柔整治療を行い主な症状は消失しておりますが運動時に腰部・膝部での痛みが出現する場合があります。ご高診・ご指導賜りたく宜しくお願い申し上げます。

変形性膝関節症、腰椎椎間板ヘルニア(L4/5)、右坐骨神経痛により硬膜外注入及び与薬を行いますが腰椎牽引と温熱療法を貴院にご無理をお願いする次第です。

§ ××整骨院 主治医先生

患者:62歳 女性
R-gonalgia(膝)と両肩上部痛み、手のシビレを主訴に来院され右膝の水腫は僅かに残っていますが、膝部痛は足底板(アウターウエッジ)の装着と投薬で改善しています。
肩の痛みと手のシビレについては、頸椎牽引と温熱療法を貴院にてお願い致します。

§ △△接骨院 ××先生侍史

患者:57歳 女性
右膝内側々副靭帯損傷・両変形性膝関節症
患者は10月5日初診。9月18日に転倒した後より以前よりあった膝(右)部痛が増悪された由ですが内側々副靭帯に圧痛を認める事、外反時にも著明な疼痛を認める事より変形性膝関節症の状態に靭帯損傷が18/sepに加えられたものと推定致します。Tapingやcasting期は少し時期的に遅く、貴院での加療を希望されておりますので宜しくお願い致します。

柔道整復師の先生方は問診や視診を十分行い徒手的検査の後、場合によっては超音波エコーによる観察も行います。ですが損傷のレベルによっては関節鏡や造影撮影などの検査が必要となる場合があり、そのような際には速やかに専門医師に対診することが大切です。
重篤な症状が軽減された後には、柔整後療の必要性が認められる場合もあります。

 

大会勉強会情報

施術の腕を磨こう!
大会・勉強会情報

※大会・勉強会情報を掲載したい方はこちら

編集部からのお知らせ

メニュー