第21回医療オリンピックC-1南関東大会開催!
2023年10月24日(水)、モリシアホール(千葉県習志野市)において「第21回医療オリンピックC-1南関東大会」が開催された。
医療オリンピックC-1では、医療家たちが医療知識・医療技術を高めるため、「医識王」「診断王」「刺鍼王」「矯正王」「包帯王」の5つの競技で競い合う。本地区大会では、包帯王・刺鍼王・矯正王の3種目が行われた。それぞれ上位3名は表彰状が授与され、来年3月に品川インターシティホールにて開催される決勝大会へと駒を進めることができる。
主催者である整骨院振興協同組合・近藤昌之代表理事は、‶皆さん調子はどうですか!〟と呼び掛け、‶絶好調でいきましょう!過去の積み重ねが今の自分を作る。つまり自分の未来は今の積み重ねで作られる。競い合えば勝つ者も負ける者もいる。勝って日本一を目指すことにはもちろん非常に意味がある。しかし、負けても「どうして負けたのか」「どうしたらもっと技術が向上するのか」を考えることで、貴重な成長の糧となる。勝っても負けても、ぜひ自分の糧としていただきたい。健闘をお祈りします!〟と力強く激励した。
競技概要
包帯王
前距腓靭帯内反捻挫に対する包帯巻きを想定。見栄え(包帯止めの位置が適切か、包帯にしわがないか、踵を中心に扇状に巻いているか等)、きつさ(中足部や下腿部の包帯に指を入れて確認)、実用性(包帯が均一に巻かれている、内反の矯正ができている等)などが審査項目となる。タイムオーバー、包帯を落とした場合は失格となる。
刺鍼王
片手挿管により、1分30秒で1番1寸3分を鍼台に10本打ち、残り時間を基本ポイントとする。直径3mmの円の中に打ち込み、刺入深度は1㎝、刺入角度は直刺(80°以上)とする。円からはみ出したり、鍼を落としたり鍼体が曲がったりするとマイナスポイントとなる。
矯正王
姿勢評価システム「Posen」を用いて、10項目の視点から首・肩・腰・膝のゆがみをAI分析。施術前後の数値から改善度合いを競う。
大会結果
各競技の入賞者は下記の通り。(敬称略)
包帯王
1位石田 崇(亀戸駅前中央整骨院)
2位上江洲 太樹(西船南口中央整骨院)
3位半田 一真(下総中山整骨院)
優勝者コメント
この結果は自分の努力だけではなく、スタッフや患者様のサポートがあって成し遂げられた。決勝大会でも頑張りたい。
刺鍼王
1位田川 彩華(笑顔道 小川の整骨院)
2位田中 政則(たなか治療院)
3位仲程 寛太(笑顔道 登戸整骨院)
優勝者コメント
昨年は全国大会に出場したが3位にも入賞できなかった。今年こそ優勝できるよう練習を積み重ねていきたい。
矯正王
1位横田 奈々(西船橋オレンジ整骨院)
2位入江 祥隆(東陽町整骨院・鍼灸院)
3位吉原 威志(笑顔道 CENTRAL WOODS整骨院)
優勝者コメント
今回初めて入賞できた。本戦でも悔いの残らないよう、頑張って練習していきたい。
たくさんの仲間が見守る中、競技に集中しその技術で会場を魅了する出場者、努力に裏打ちされた自信をのぞかせる出場者、緊張に震え実力を出し切れなかったであろう出場者。結果こそ様々であったが、誰もが日頃から地道に研鑽を積んでいることがうかがえる大会であった。
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