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(公社)日本柔道整復師会 第42回九州学術大会福岡大会 開催

2013/08/16

肩甲帯部痛に対しての頚椎椎間関節牽引手技法
(福岡県  角田慈佑)

肩甲帯部の痛みを訴えて来院される患者は非常に多い。この痛みの原因を判断するために徒手的に鑑別し、レントゲンにて頚椎の病態や可動性を確認し、可動性が低下している頚椎に椎間関節牽引手技を行なったところ、良好な成績が得られた。

第5趾基節骨骨折に対する固定法の検討と結果
(鹿児島県  長瀨久夫)

日常生活において足趾の中でも第5趾は最も受傷しやすく、直達・介達外力により安易に骨折に至り来院される症例も多い。その中で、第5趾基節骨骨折の治療にあたり、仮骨形成まで長期を有してしまった症例に対し、固定法に工夫を加えることにより最終的に良好な結果を得ることができた。

外反母趾に対するインソールを用いた施術
(沖縄県  豊里剛)

外反母趾は、サイズの合わない靴を長年履くことによって足部の筋肉・靭帯に負担がかかり、その結果として発症してしまうと考えられる。足の3つのアーチは相互に関連しあい、1つのアーチ異常はアーチ全体に影響すると考えられている。そこでインソールにより崩れたアーチを整えることで、外反母趾にどのような影響があるのかを検証した。

腰部椎間板中心性ヘルニアを発症した一症例
(宮崎県  黒江時人)

腰部の痛みを訴える患者は性別を問わず幼少期から高齢者まで多く見られ、病態も様々な症状が考えられる。今回は腰部椎間板ヘルニアの中でも珍しい中心性ヘルニアの症例を報告する。椎間板後方中心に突出したヘルニアが馬尾神経を圧迫すると、下肢の運動麻痺や直腸・膀胱障害を引き起こす危険性もある。

腰痛における腹部からの腸腰筋に対するアプローチ
(佐賀県  白濱大助)

腰部の急性・亜急性に対し、患部そのものに直接手技等でアプローチする場合、様々なリスクを伴うことが多い。患者に負担をかけず安全に疼痛緩和、機能改善を得るために腹部からのアプローチを施術に取り入れたところ有効な結果が得られた。

 

学術大会はその後、表彰式、(公社)日本柔道整復師会保険部介護対策課・川口貴弘氏、三谷誉氏による『柔道整復師と介護保険について-機能訓練指導員として現場で直ぐに実践できる運動実技を含めた必要なskill-』と題した特別講演と続き、最後は(社)佐賀県柔道整復師会学術部長・隈本圭吾氏の閉会の辞によって盛況のうちに幕を閉じた。次年度の九州学術大会は佐賀県で行なわれる予定。

 

 

 

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