ご高診願い・紹介状の書き方についての記事一覧
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ご高診願い・紹介状の書き方について【第12回:医師への対診・紹介例⑫】
※療養費の支給基準より抜粋 (8)施術情報提供料 ア施術情報提供料は、骨折、不全骨折又は脱臼に係る柔道整復の応急施術を受けた患者について、保険医療機関での診察が必要と認められる場合において、当該患者が、柔道整復師の紹介に基づき、実際に保険医療機関に受診した場合に、紹介状の年月日が初検日と同一日である場合に限り算定できるものであること。 イ紹介に当たっては、柔道整復師は事前に紹介先の保険医療機関と調 […]
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ご高診願い・紹介状の書き方について【第11回:医師への対診・紹介例⑪】
柔道整復の治療を選択され来院される患者の中には、外傷性受傷機転が認められる症状であっても内科的要因による場合もあります。十分な初検と柔道整復師としての判断が重要です。柔道整復師による医科への対診や紹介を拒む医師もおられるようですが、何よりも患者保護の精神を第一として対応することは大切です。場合によっては、柔道整復師が患者に付き添って医師の診察を受けることも良い方法だと言えます。 協定(施術の方針) […]
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ご高診願い・紹介状の書き方について【第10回:医師への対診・紹介例⑩】
医科へ対診や紹介を行う際の書面では、傷病名を的確に記載することが良い場合と傷病名を記載しないことが良い場合があります。診断はあくまでも対診先や紹介先の医師により行われるものです。骨折や脱臼損傷における継続的治療に係る医師の同意を頂く場合、対診の場合、紹介の場合などに応じて適切な文面構成が大切です。これらを重ねることにより信頼関係が構築されることになると言えます。
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ご高診願い・紹介状の書き方について【第9回:医師への対診・紹介例⑨】
柔道整復師の先生方は問診や視診を十分行い徒手的検査の後、場合によっては超音波エコーによる観察も行います。ですが損傷のレベルによっては関節鏡や造影撮影などの検査が必要となる場合があり、そのような際には速やかに専門医師に対診することが大切です。重篤な症状が軽減された後には、柔整後療の必要性が認められる場合もあります。
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ご高診願い・紹介状の書き方について【第8回:医師への対診・紹介例⑧】
柔道整復の臨床現場から医科へ患者紹介や指導を頂くための対診をする場合には、整形外科がほとんどです。整形外科医の多くは、それぞれに専門を有しておられますので専門領域に応じた紹介や対診を行うことはより良い選択であると言えます。骨折や骨折の疑いのある場合には、柔道整復師として適切な治療や固定処置を行った上で紹介することが大切です。確かな判断・確実な治療を実践いただきたいと願います。
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ご高診願い・紹介状の書き方について【第7回:医師への対診・紹介例⑦】
最後の例は、受診者が負傷から数日を経て柔道整復師を受診されていることがうかがえます。ですが医科の担当医は、もう少し早く紹介を望む返信をされています。依頼文とは言えこのような齟齬を生じる場合があるようです。簡潔明瞭に誠意を込めた文面作成が大切です。
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ご高診願い・紹介状の書き方について【第6回:医師への対診・紹介例⑥】
柔道整復師から医師へ患者の診察、治療を依頼するために添える手紙は依頼状とも呼ばれている。しかし本来、紹介状というのはある人間を知人に対し紹介する旨とする手紙文であり、こういう患者がいて(ここまでは紹介)こんなところに問題があるので診ていただけないか(ここは依頼)というのなら主体は依頼である。したがって、こうした手紙は依頼状の範疇に属し、正確には診察(診療)依頼状ということになる。接骨院に来られる患 […]
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ご高診願い・紹介状の書き方について【第5回:医師への対診・紹介例⑤】
骨折や骨傷の疑いをもって医科へ対診を行っても、単なる紹介状では加療をすべて医科に委ねる結果を招くことになってしまいます。対診された患者は、医科にて診療を受けることになるでしょう。骨折の状態を診察いただき、且つ医師による同意を必要とする場合には、その旨を明瞭に記載しなければなりません。そのためには、柔道整復による治療計画について簡略的に記載し、同意を頂きたい気持ちを誠実に文字に表した文面の作成が大切 […]
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ご高診願い・紹介状の書き方について【第4回:医師への対診・紹介例④】
紹介状は大切な患者を医師に診察いただくための手紙です。要点をとらえることは勿論、丁寧な文面でありながら簡潔に作成することが必要です。そして気持ちを込めて、誠意ある内容となることが大切です。患者のプライバシーを守ることも忘れてはなりません。 また、診察いただく医師の氏名も誤りのない記載は勿論のこと、書面の完成後は読み返して内容の再確認することを怠ってはいけません。宛名に添える脇付けは、「侍史」や「机 […]
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ご高診願い・紹介状の書き方について【第3回:医師への対診・紹介例③】
医科で加療中の患者が、骨折後のいわゆるリハビリや固定の不良などを理由に、柔道整復の受診を希望され来院することがあります。このような場合には、診療を担当する医師から柔道整復を実施するための同意をいただく必要があります。(応急手当はこの限りにありません) 診療を担当する医師による同意が得られない場合には、他の医師による同意が必要であると規程されています。この場合の他の医師とは、整形外科や外科を標榜する […]
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ご高診願い・紹介状の書き方について【第2回:医師への対診・紹介例②】
柔道整復師の先生方は、来院されている患者を医科へ対診、或いは紹介をされる場合、どのような注意をもって書面を作成しておられるのでしょうか? ある柔道整復師の先生は、「釣書」のような気持ちで書面をしたためるそうです。 釣書とは縁談がある際に、お互いの経歴などを交換する書面ですが相手の方に好印象を 抱いて頂けるようマナーを守り誠意をもって作成することが大切だと聞きます。恋文でもなく、釣書でもない紹介状で […]
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ご高診願い・紹介状の書き方について【第1回:医師への対診・紹介例➀】
柔道整復師の先生方は、骨折・脱臼の継続した治療に必要な医師の同意を得る場合、或いは医師への対診、もしくは紹介などを行うことがあります。協定(受領委任の取扱規定)では、「24(施術の方針)(4)柔道整復師法等関係法令に照らして医師の診療を受けさせることが適当であると判断される場合は、医師の診療をうけさせること。」とあります。支給基準では、「患者を保険医療機関に受診させることにより、施術情報提供料を算 […]
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