HOME 特集 徹底的に柔道整復師 徹底的に柔道整復師【第33回:被覆包帯法 その3】

徹底的に柔道整復師【第33回:被覆包帯法 その3】

徹底的に柔道整復師 特集

明治国際医療大学保健医療学部柔道整復学科
教授 長尾淳彦
美作市スポーツ医療看護専門学校
専任教員 丸山顕嘉

被覆包帯法 その3 顔面部

顔面の火傷等を被覆する目的でおこなう。

① 開き三角巾を準備して、頂点から15cmくらいのところで止め結びをおこなう。(握り拳1つ分)

② 頭頂部に結び目が来るように当てて、顔面を覆う。

③ 端を首の後ろで交差する。この時、基底部は外折りにして、三角巾の大きさを調整する。

④ 交差した三角巾の端を前方へ回し、先ず顎の前で本結びを行う。顎の下で直接止めると窒息の可能性があるため注意。

⑤ 顎の前で本結びをした端を、顎から下げて、首の前に持ってくる。

⑥ ○で囲んだ部位に目、鼻、口があるため、摘み上げて、三角巾にハサミで切る。穴をあけて視野と呼吸を確保する。この時、体を切らないように注意する。

⑦ 端末を処理して終了とする。

Visited 7 times, 1 visit(s) today