これだけは知っておいて【第79回:日本柔道整復接骨医学会 各種認定 専門柔道整復師制度の概要(案)について】
明治国際医療大学 教授
長尾淳彦
- 柔道整復師のアイデンティティは何か?
- 我々柔道整復師は社会から見てどう映っているのだろうか?
- 接骨院を訪れる患者は柔道整復師をどう見ているのだろう?
- そして、柔道整復師自身が自分たちの存在価値をどう考えているのか?
我々は柔道整復師が世の中の為に役立っているのか?を常に問わなければならない。
柔道整復師業界唯一の学術団体が階層化的認定を行う意味は「国民が命を預けるに足りる信用出来る柔道整復師像の構築です。各種 認定柔道整復師の制度を創り、常に患者や利用者のために学と術の研鑽が出来る環境つくり」が目的である。
柔道整復師という職種に定められた対象病態や業の内容から逸脱しないで階層化を実現するためには、職業倫理観をしっかり持ち、柔道整復師業界外の人々からもこの認定制度が信頼されなければならない。
認定の制度設計に係る人員も業界内だけでなく外部の有識者に参画してもらい発展的な提言や提案をもらう必要がある。
ここでは、施術内容に特化した「専門骨折施術柔道整復師」「専門脱臼施術柔道整復師」「専門超音波観察装置取扱柔道整復師」を先行させる。これを認定専門柔道整復師三本の矢という。
日本柔道整復接骨医学会は、運動器の骨折、脱臼に関して最新の専門的知識と高度の整復固定技術を有する優れた柔道整復師を養成し、全国的に広く配置されることで骨折、脱臼治療の質の向上と均一化を図ります。その結果として柔道整復施術を望まれる国民の負託に応えることを目的としています。
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