これだけは知っておいて【第57回:接骨院の先生たちも「研究発表」をしよう!(そのⅠ)】
明治国際医療大学 教授 長尾淳彦
前回は、 接骨院の先生たちも「論文(症例報告)」を書こう!(そのⅠ)を記載しました。
今回は「研究発表」をしよう!をお伝えします。
研究発表時のパワーポイントのスライドの作り方
- タイトル
発表の内容を簡潔に表す「タイトル」、発表者の所属、発表者の名前を記載 - 目次
発表時間が短い場合は目次は必要ありませんが、発表時間が長くなると受講者(聴衆者)の大半は初めて聞くので発表内容がわからなくなります。
こうしたことが起こらないように最初に目次や項目を作成して区切りをつけます。 - 研究の背景と目的
発表者がなぜこの研究をしようと思った事情、現状を説明する。 - 研究内容
研究内容を起承転結的に構成します。 - まとめ
発表の全体像がわかるようにすることが大事です。 - 謝辞
「ご清聴ありがとうございました」のスライドで終わります。
スライド作成にあたっての注意点
- 長文にならない。簡潔・箇条書きで書く。
長文になると受講者はそれを読み発表者の声を聞かなくなります。 - レイアウトは美しくシンプルに
図がずれていたり文字のサイズが違ったりすると評価が下がってしまう。
一つのスライドで伝えたいことは原則一つ。 - 説明しないスライドは入れない。
説明しない重要でない内容は極力入れない。重要なキーワードだけを書き、あとは口頭で補足する。 - 数字と単位の間は半角空ける。
数字と単位の間は半角空けるのがルールです。100mg/Lでなく100 mg/L と書く。
これは絶対的ルールですので身に付けましょう。
Visited 20 times, 1 visit(s) today
PR
PR