柔道整復師国家試験対策【第94回:整形外科学①】
整形外科学①
1画像診断の組み合わせで誤っているのはどれか。
- 単純X線 ― 骨腫瘍
- MRI ― 脳腫瘍
- 関節造影 ― 腱板損傷
- 超音波検査 ― 骨折
答えを見る
解答 4
4. 超音波検査 ― 骨折
2画像検査について正しいのはどれか。
- 単純X線撮影では軟部組織の診断が可能である
- MRIはX線を使用する
- 超音波検査はアキレス腱断裂の診断に有用である
- 核医学検査は炎症部位と癌との鑑別に有用である
答えを見る
解答 3
3. 超音波検査はアキレス腱断裂の診断に有用である
3画像診断で放射線被爆がないのはどれか。
- コンピューター断層撮影法
- MRI
- 関節造影検査
- 血管造影検査
答えを見る
解答 2
2. MRI
4磁気共鳴画像について誤っているのはどれか。
- 心臓ペースメーカー装着者は禁止である
- T1強調像では皮下脂肪は高信号強度で描出される
- 骨壊死の診断はできない
- 撮影時間が長い
答えを見る
解答 3
3. 骨壊死の診断はできない
5X線を使用する画像診断はどれか。
- 関節鏡検査
- MRI検査
- 超音波検査
- 関節造影検査
答えを見る
解答 4
4. 関節造影検査
6介達牽引はどれか。
- キルシュナー鋼線牽引
- クラッチフィールド牽引
- ハロー・ペルビック牽引
- グリッソン係蹄牽引
答えを見る
解答 4
4. グリッソン係蹄牽引
7直達牽引で頸椎の脱臼の整復、固定に使用されるのはどれか。
- クラッチフィールド牽引
- キルシュナー鋼線牽引
- グリソン牽引
- ダンロップ牽引
答えを見る
解答 1
1. クラッチフィールド牽引
8牽引療法と疾患について誤っている組合せはどれか。
- グリソン牽引 - 頸椎症
- ハローペルビック牽引 - 側彎矯正
- 絆創膏牽引 - 大腿骨骨折
- クラッチフィールド牽引 - コーレス骨折
答えを見る
解答 4
4. クラッチフィールド牽引 - コーレス骨折
9腱板損傷について誤っているのはどれか。
- 完全断裂でも筋力低下はみられない
- 関節造影検査が確定診断に有効的である
- 腱板の変性が原因で発症する
- 大結節部に圧痛がみられる
答えを見る
解答 1
1. 完全断裂でも筋力低下はみられない
1044歳男性。通勤中の電車内でつり革につかまっていたところ、電車が急停車した際に腕が引っ張られ右肩を負傷。その後、しばらくして右肩に運動痛、夜間痛が出現。他動的肩関節外転70度で疼痛、クリック音がみられ、自動的に外転位保持ができない。最も考えられる外傷はどれか。
- 胸鎖関節脱臼
- 肩関節脱臼
- 腱板損傷
- ベネット損傷
答えを見る
解答 3
3. 腱板損傷
11疾患と障害神経の組合せで誤っているのはどれか。
- 足根管症候群 - 総腓骨神経
- モートン病 - 脛骨神経
- 下垂指 - 後骨間神経
- ギヨン管症候群 - 尺骨神経
答えを見る
解答 1
1. 足根管症候群 - 総腓骨神経
12手根管症候群によって障害を受ける神経はどれか。
- 正中神経
- 尺骨神経
- 橈骨神経
- 後骨間神経
答えを見る
解答 1
1. 正中神経
13キーンベック病の発症部位はどれか。
- 上腕骨小頭
- 腓骨頭
- 脛骨近位内側端
- 月状骨
答えを見る
解答 4
4. 月状骨
14フォルクマン拘縮について誤っているのはどれか。
- 他動屈曲運動で激しい激痛が誘発される
- 筋膜内圧が上昇し発生する
- 皮膚は蒼白がみられる
- 発症後、24時間以内の筋膜切開を行う必要がある
答えを見る
解答 1
1. 他動屈曲運動で激しい激痛が誘発される
15疾患と好発部位の組合せで誤っているのはどれか。
- セーバー病 - 足舟状骨
- ショイエルマン病 - 胸椎
- フライバーグ病 - 中足骨頭
- パンナー病 - 上腕骨小頭
答えを見る
解答 1
1. セーバー病 - 足舟状骨
16疾患と症状の組合せで誤っている組合せはどれか。
- 手根管症候群 ― 母指対立障害
- ド・ケルバン病 ― 狭窄性腱鞘炎
- マ―デルング変形 ― 第4・5指伸展障害
- ばね指 ― 弾発現象
答えを見る
解答 3
3. マ―デルング変形 ― 第4・5指伸展障害
17先天性股関節脱臼について誤っているのはどれか。
- 関節包内脱臼である
- オルトラーニクリックサインがみられる
- 女児に多い
- デニスブラウン装具を使用する
答えを見る
解答 4
4. デニスブラウン装具を使用する
18先天性股関節脱臼について誤っているのはどれか。
- 骨盤位分娩が原因で発生する
- 股関節開排制限が見られる
- 大腿骨頭が関節包の中で脱臼する
- 徒手整復を行う
答えを見る
解答 4
4. 徒手整復を行う
19大腿骨頭すべり症で誤っているのはどれか。
- 骨端に対して頸部以下が後下方へ移動する
- 骨端線離開の一つである
- 思春期の肥満男子に多い
- 下肢は外旋位となる
答えを見る
解答 1
1. 骨端に対して頸部以下が後下方へ移動する
20大腿骨頭すべり症で誤っているのはどれか。
- 3~8歳の男児に好発する
- 骨端線離開の1つである
- 下肢外旋位となる
- 慢性型は徒手整復禁忌である
答えを見る
解答 1
1. 3~8歳の男児に好発する
21大腿骨頭すべり症について正しいのはどれか。2つ選べ。
- 肥満男児に好発する
- 患側下肢は内旋位をとる
- ブルンベルグ徴候がみられる
- 大腿骨頭壊死を合併することもある
答えを見る
解答 1・4
1. 肥満男児に好発する
4. 大腿骨頭壊死を合併することもある
22大腿骨頭すべり症について誤っているのはどれか。
- アルコール多飲が原因で起こる
- 骨頭は後方に転位する
- ドレーマン徴候がみられる
- X線では内反股に類似してみえる
答えを見る
解答 1
1. アルコール多飲が原因で起こる
23ペルテス病について誤っているのはどれか。
- 9歳以上では予後良好である
- MRIが早期発見に有効である
- 跛行と疼痛が主症状である
- 可動域制限は必ず認められる
答えを見る
解答 1
1. 9歳以上では予後良好である
241歳10ヶ月女児。未だに処女歩行がみられない。仰臥位で両膝を屈曲し両下 腿をそろえると左膝の方が低い。さらにそのまま膝関節90°で股関節を開いていくと 左下肢が開きにくく、左鼠径部の皮膚に深く長いしわがみられた。最も考えられるのはどれか。
- アザラシ肢症
- 先天性内反足
- 成長ホルモン分泌不全性低身長症
- 先天性股関節脱臼
答えを見る
解答 4
4. 先天性股関節脱臼
2577歳女性。20年位前より医者に肥満を指摘され体重を減らすように指導され続けている。特に思い当たる負傷原因はないが膝関節の痛みを訴えて来院した。階段昇降時に痛みが強く、脛骨近位内側に圧痛がみられる。両膝とも内反膝を呈し、屈曲障害の為に正座ができない。この患者について正しいのはどれか。
- 関節液は濁り、粘稠性が低下する
- 全身症状の出現に注意する
- 関節水腫はみられることはない
- 大腿四頭筋訓練が有用である
答えを見る
解答 4
4. 大腿四頭筋訓練が有用である
26ジャンパー膝の疼痛部位はどれか。
- 膝関節内側裂隙部
- 膝蓋骨下端部
- がそく部
- 膝窩部
答えを見る
解答 2
2. 膝蓋骨下端部
27踵骨に生じる骨端症はどれか。
- ブラント病
- キーンベック病
- フライバーグ病
- セーバー病
答えを見る
解答 4
4. セーバー病
28成人に多くみられる骨端症はどれか。
- フライバーグ病
- キーンベック病
- パンナー病
- ブラント病
答えを見る
解答 2
2. キーンベック病
29骨端症で成人に多いのはどれか。
- キーンベック病
- オスグット・シュラッテル病
- ペルテス病
- セーバー病
答えを見る
解答 1
1. キーンベック病
30第2中足骨骨頭の無腐性骨壊死がみられるのはどれか。
- キーンベック病
- フライバーグ病
- ケーラー病
- セーバー病
答えを見る
解答 2
2. フライバーグ病
31下肢の疾患で誤っているのはどれか。
- モートン病は足関節内果付近の絞扼神経障害である
- 外反母趾は中足骨頭が内側に突出する
- 先天性内反足は男性に多い
- 分裂膝蓋骨の多くは無症状である
答えを見る
解答 1
1. モートン病は足関節内果付近の絞扼神経障害である
32誤っているのはどれか。
- モートン病は第3、4趾の趾半分ずつの知覚低下が特徴である
- シンスプリントは固い地面での運動が誘因となる
- 棚障害は膝蓋骨内側に疼痛がみられる
- 分裂膝蓋骨は疼痛が強い症例が多い
答えを見る
解答 4
4. 分裂膝蓋骨は疼痛が強い症例が多い
33スポーツ障害と原因の組み合わせで誤っているのはどれか。
- 腱板断裂 ― 腱板の変性
- 腸脛靱帯炎 ― X脚
- シンスプリント ― 硬い地面でのランニング
- 足根管症候群 ― ガングリオン
答えを見る
解答 2
2. 腸脛靱帯炎 ― X脚
34先天性筋性斜頸について誤っているのはどれか。
- 多くは自然治癒する
- 反対側への回旋制限がみられる
- 骨盤位分娩に多い
- 胸鎖乳突筋が短縮するために生じる
答えを見る
解答 2
2. 反対側への回旋制限がみられる
35腕神経叢引き抜き損傷について誤っているのはどれか。
- ミエログラムで造影剤の漏出が確認できる
- 菱形筋と前鋸筋麻痺がみられる
- ホルネル症候群がみられる
- 予後は良好で修復が望める
答えを見る
解答 4
4. 予後は良好で修復が望める
36腰部脊柱管狭窄症の後天性要因で誤っているのはどれか。
- 椎間板ヘルニア
- 黄色靭帯肥厚
- 変性すべり症
- 脊髄腫瘍
答えを見る
解答 2
2. 脊髄腫瘍
37脊柱管狭窄症の原因となるのはどれか。
- 黄色靭帯肥厚
- 腰椎分離症
- 大理石病
- 椎体前縁骨棘
答えを見る
解答 1
1. 黄色靭帯肥厚
38脊柱管狭窄症の原因でないのはどれか。
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 黄色靭帯肥厚
- 後縦靭帯骨化症
- 脊髄空洞症
答えを見る
解答 4
4. 脊髄空洞症
39腰椎椎間板ヘルニアの診断に有用なのはどれか。
- ドレーマン徴候
- ブルンベルグ徴候
- ラセーグ徴候
- チネル徴候
答えを見る
解答 3
3. ラセーグ徴候
40腰椎椎間板ヘルニアで正しいのはどれか。2つ選べ。
- L3とL4間での発生が最も多い
- 正中ヘルニアでは膀胱直腸障害がみられる
- 手術療法を第1選択とする
- MRIでは確定診断が可能である
答えを見る
解答 2・4
2. 正中ヘルニアでは膀胱直腸障害がみられる
4. MRIでは確定診断が可能である
41腰椎椎間板ヘルニアで正しいのはどれか。
- ロンベルグ徴候が陽性となる
- S1神経根障害ではつま先立ち不能となる
- 椎間板の髄核が前方に脱出する
- 高齢者の女性に好発する
答えを見る
解答 2
2. S1神経根障害ではつま先立ち不能となる
42腰椎椎間板ヘルニアで誤っているのはどれか。
- 腱反射の低下がみられる
- 膀胱直腸障害がみられる
- 単純X線撮影で確定診断できる
- 下肢伸展拳上テストが陽性となる
答えを見る
解答 3
3. 単純X線撮影で確定診断できる
4330歳男性。床においてある重さ30キロのダンボールを持ち上げた際に疼痛走る。来院時症状として下腿前外側から足背にかけての知覚異常、大殿筋及び長母趾伸筋・長趾伸筋の筋力低下がみられた。障害神経根はどれか。
- L3
- L4
- L5
- S1
答えを見る
解答 3
3. L5
プロフィール
西村 雅道
医学博士 柔道整復師 鍼灸師
一社)国際整体協会 和整體学院 インストラクター
和整體学院臨床センター センター長
PR
PR