柔道整復師国家試験対策【第112回:柔道整復学 骨折】
問題1鎖骨の定型的骨折の骨片転位で誤りはどれか。
- 近位骨片は前下方に転位する
- 遠位骨片は上肢の重みで下垂する
- 遠位骨片は大・小胸筋の作用で短縮する
- 近位骨片は後上方に転位する
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解答 1
1. 近位骨片は前下方に転位する
問題2鎖骨骨折について誤っているのはどれか。
- 介達外力による骨折の場合は外1/3部に好発する
- 近位骨片は後上方に転位する
- 患側の肩幅が減少する
- 多くは介達外力により発生する
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解答 1
1. 介達外力による骨折の場合は外1/3部に好発する
問題3鎖骨骨折で誤っているのはどれか。
- 整復完了後、10日間は安静を保ち注意する
- 青壮年では第3骨片を生じやすい
- 合併症で鎖骨下動脈損傷がある
- 成人の場合、整復位を保持する固定が容易である
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解答 4
4. 成人の場合、整復位を保持する固定が容易である
問題4肩甲骨骨折で正しいのはどれか。
- 体部骨折は大きな転位を認めやすい。
- 上角骨折では上外方転位に転位する。
- 下角骨折では前内上方に転位する。
- 関節窩骨折では骨頭が内方に移動する。
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解答 4
4. 関節窩骨折では骨頭が内方に移動する。
問題5肩甲骨骨折で正しいのはどれか。
- 上角骨折は外方へ転位する
- 下角骨折は棘下筋の作用により転位する
- 疼痛緩和肢位は上肢を外転位とする
- 直達外力によるものが多い
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解答 4
4. 直達外力によるものが多い
問題6上腕骨近位端部骨折で誤りはどれか。
- 解剖頸骨折は結節下骨折である
- 主に介達外力によって発生する
- 上腕骨骨頭骨折の単独骨折はまれである
- 大結節骨折は腱板により裂離骨折をする
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解答 1
1. 解剖頸骨折は結節下骨折である
問題7上腕骨外科頸骨折の合併症で誤りはどれか。
- 肩関節脱臼
- 鎖骨下動脈損傷
- 三角筋麻痺
- 肩関節の外転外旋障害
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解答 2
2. 鎖骨下動脈損傷
問題8上腕骨外科頚骨折について正しいものはどれか。
- 外転型骨折は、肩鎖関節脱臼と外見上類似する。
- 外転型骨折の初期固定は、肩関節内転位である。
- 内転型骨折では、肩峰と大結節との間隔は、広くなる。
- 内転型骨折では、骨幹軸の骨折端部は、内方へ向く。
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解答 2
2. 外転型骨折の初期固定は、肩関節内転位である。
問題9上腕骨外科頚骨折外転型で誤っているのはどれか。
- 骨折部は前内方凸変形を呈する。
- 骨折端が延長する事が多い。
- 軋轢音を証明しにくいことがある。
- 上腕軸は外転する。
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解答 2
2. 骨折端が延長する事が多い。
問題10上腕骨骨幹部骨折の転位について正しい組み合わせはどれか。
- 三角筋付着部より近位骨折 - 近位骨片は外方転位
- 三角筋付着部より遠位骨折 - 遠位骨片は前外方転位
- 三角筋付着部より近位骨折 - 遠位骨片は外上方転位
- 三角筋付着部より遠位骨折 - 近位骨片は後上方転位
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解答 3
3. 三角筋付着部より近位骨折 - 遠位骨片は外上方転位
問題11上腕骨骨幹部骨折時に、注意して行なわなければならない感覚検査の部位はどれか。
- 母指と示指の背側指間部
- 示指掌側指腹部
- 肩部外側部
- 小指指腹部
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解答 1
1. 母指と示指の背側指間部
問題12上腕骨骨幹部骨折の後遺症として最も発生する危険性の高いものはどれか。
- 猿手
- 下垂手
- 鷲手
- 手指尺側偏位
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解答 2
2. 下垂手
問題13上腕骨遠位端部骨折について誤りはどれか。
- 上腕骨顆上骨折が最も好発する。
- 小児に多く発生する。
- ヒューター線・ヒューター三角は、肘関節前方脱臼との鑑別で重要である。
- 上腕骨顆上骨折は、近位型と遠位型とが存在する。
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解答 3
3. ヒューター線・ヒューター三角は、肘関節前方脱臼との鑑別で重要である。
問題14上腕骨外顆骨折で偽関節を形成しやすい理由で誤りはどれか。
- 関節包内骨折のため
- 回転転位のため
- 骨折により栄養血管が絶たれるため
- 整復位保持が困難なため
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解答 3
3. 骨折により栄養血管が絶たれるため
問題15上腕骨内側上顆骨折で正しいのはどれか。
- 肘関節の屈伸運動は障害されない
- 肘関節脱臼に合併することが多い
- 橈骨神経麻痺を合併する
- 骨片は上方へ転位する
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解答 2
2. 肘関節脱臼に合併することが多い
問題16上腕骨顆上伸展型骨折について誤っているのはどれか。
- 肘関節部に後方凸の屈曲力が作用して発生する
- 遠位骨片は近位骨片の後上方に転位する
- 肘関節後方脱臼と類似の変形をする
- 肘関節伸展位で手を衝いて倒れた際負傷する
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解答 1
1. 肘関節部に後方凸の屈曲力が作用して発生する
問題17上腕骨顆上骨折伸展型で誤っているのはどれか。
- 遠位骨片は後上方へ転位する
- 内転転位残存はバウマン角が減少する
- 整復の繰り返しにより骨化性筋炎を合併する
- Ⅹ線像でファッドパッドサインを認める
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解答 2
2. 内転転位残存はバウマン角が減少する
問題18肘関節部骨折について誤りはどれか。2つ選べ。
- 顆上骨折・外顆骨折ではヒューター線・三角は、乱れることはない
- 顆上骨折では、騎乗骨折を呈する
- 外顆骨折は、骨癒合後も、数年間において経過観察が必要となってくる
- 肘関節部付近の骨折の中でも、内側上顆骨折は、壮年期に多発する
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解答 1・4
1. 顆上骨折・外顆骨折ではヒューター線・三角は、乱れることはない
4. 肘関節部付近の骨折の中でも、内側上顆骨折は、壮年期に多発する
問題19上腕骨外顆骨折で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 外反力でプルオフ(pull off)損傷を受傷する
- 成長障害の合併で尺骨神経麻痺を呈する
- 骨片は前方から後方へ回転転位する
- 骨片転位が著しいものは観血療法となる
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解答 2・4
2. 成長障害の合併で尺骨神経麻痺を呈する
4. 骨片転位が著しいものは観血療法となる
問題20肘頭骨折で誤っているのはどれか。
- 上腕三頭筋の作用で延長転位となる
- 肘関節過伸展強制で発生する
- 合併により猿手を呈する
- 肘関節前方脱臼を合併する
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解答 3
3. 合併により猿手を呈する
問題21モンテギア骨折は次のうちどれか。
- 尺骨上中三分の一部骨折と橈骨頭の脱臼
- 尺骨中下三分の一部骨折と橈骨頭の脱臼
- 尺骨上中三分の一部骨折と下橈尺関節の脱臼
- 尺骨中下三分の一部骨折と下等尺関節の脱臼
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解答 1
1. 尺骨上中三分の一部骨折と橈骨頭の脱臼
問題22モンテギア骨折伸展型で誤っているのはどれか。
- 橈骨頭は前外方に脱臼する
- 尺骨は前外方凸の変形を呈する
- 尺骨神経麻痺を後遺する
- 安定性が悪く観血療法が適応する
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解答 3
3. 尺骨神経麻痺を後遺する
問題23ガレアジ骨折で正しいのはどれか。
- 橈骨神経麻痺を合併する
- 橈骨近位端部の骨折である
- 尺骨頭の多くは背側に脱臼する
- 伸展型と屈曲型に分類される
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解答 3
3. 尺骨頭の多くは背側に脱臼する
問題24ガレアッジ骨折で正しいのはどれか。
- 尺骨中・下1/3境界部で骨折する
- 遠位骨片は掌側に屈曲転位する事が多い
- 後骨間神経麻痺を合併する事が多い
- 多くは保存療法的に処置される
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解答 2
2. 遠位骨片は掌側に屈曲転位する事が多い
問題25橈骨近位端部骨折について誤りはどれか。
- 成人では頸部に、小児では頭部に多くみられる
- 前腕回旋運動、橈骨長軸方向からの圧迫で激痛が生じる
- 関節内遊離体が合併する
- 成人の屈曲転位が残存するものは観血療法の適応となる
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解答 1
1. 成人では頸部に、小児では頭部に多くみられる
問題26前腕両骨骨幹部骨折(円回内筋付着部より近位での骨折)の近位骨片の転位に関与する筋はどれか。2つ選べ。
- 円回内筋
- 回外筋
- 上腕二頭筋
- 方形回内筋
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解答2・3
2. 回外筋
3. 上腕二頭筋
問題27前腕両骨骨幹部骨折の合併症はどれか。
- 偽関節
- ズデック骨萎縮
- 阻血性骨壊死
- 脂肪塞栓症候群
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解答 1
1. 偽関節
問題28コーレス骨折について誤っているのはどれか。
- 橈骨長は短縮している
- 背側転位が強い場合フォーク状変形を呈する
- 転位高度の場合は屈曲整復法が適応である
- 橈骨傾斜角が増加する
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解答 4
4. 橈骨傾斜角が増加する
問題29橈骨遠位端部伸展型骨折で誤っているのはどれか。
- 橈骨関節面は掌側へ向く
- 手の橈側偏位を認める
- 前腕回外運動が不能となる
- 円形のなだらかな掌側突出を認める
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解答 1
1. 橈骨関節面は掌側へ向く
問題30コーレス骨折の合併症について正しいのはどれか。
- フォルクマン拘縮
- 無腐性骨壊死
- 偽関節
- ズデック骨萎縮
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解答 4
4. ズデック骨萎縮
問題31橈骨遠位端部骨折で誤っているのはどれか。
- スミス骨折は尺骨遠位端が掌側突出する
- ショウファー骨折は舟状骨骨折と鑑別が必要である
- バートン骨折は観血療法の適応が多い
- 橈骨遠位骨端線離開はコーレス骨折と同じ機序で発生する
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解答 1
1. スミス骨折は尺骨遠位端が掌側突出する
問題32手根骨骨折で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 月状骨、次いで舟状骨に多く発生する
- 舟状骨では近位骨片が骨壊死になりやすい
- 月状骨骨折では3.4指の長軸に沿った軸圧痛がある
- 手根骨骨折は骨折の診断が容易である
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解答 2・3
2. 舟状骨では近位骨片が骨壊死になりやすい
3. 月状骨骨折では3.4指の長軸に沿った軸圧痛がある
問題33舟状骨骨折について誤りはどれか。
- 固定期間は、最低2か月以上を必要とする
- 偽関節を形成してしまうと、母指の対立運動制限を残してしまう例が多い
- 手根骨骨折の中で最も多発する
- 疼痛誘発動作は、手関節の橈屈かつ伸展である
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解答 2
2. 偽関節を形成してしまうと、母指の対立運動制限を残してしまう例が多い
問題34中手骨骨幹部骨折でオーバーラッピングフィンガーが強く出現する部位はどこか。2つ選べ。
- 第二中手骨
- 第三中手骨
- 第四中手骨
- 第五中手骨
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解答 1・4
1. 第二中手骨
4. 第五中手骨
問題35ベンネット骨折について誤りはどれか。2つ選べ。
- 脱臼骨折である
- 中枢骨片は、内転屈曲変形を呈する
- 固定の安定性は良好である
- 関節包内骨折である
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解答 2・3
2. 中枢骨片は、内転屈曲変形を呈する
3. 固定の安定性は良好である
問題36中手骨頸部骨折で誤っているのはどれか。
- 固定は中手指節関節を直角位にする
- 第4・5指に好発する
- 骨折部に背側凸の変形を示す
- 固定期間は3〜5週である
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解答 1
1. 固定は中手指節関節を直角位にする
問題37ボクサー骨折で誤っているのはどれか。
- 拳を強打した際に発生する
- 第1,2中手骨に好発する
- 背側凸変形を呈する
- 骨間筋の作用で転位する
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解答 2
2. 第1,2中手骨に好発する
問題38中手骨および指骨骨折で掌側凸変形をきたすのはどれか。
- 中手骨頸部骨折
- 浅指屈筋腱付着部より遠位での骨折
- 深指屈筋腱付着部より近位での骨折
- 深指屈筋腱付着部より遠位での骨折
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解答 2
2. 浅指屈筋腱付着部より遠位での骨折
問題39中手骨骨折について誤りはどれか。
- 骨幹部骨折は、掌側凸変形を呈する
- 骨転位は、骨間筋や虫様筋の作用による
- 4,5中手骨頚部の骨折は、ボクサー骨折である
- 直達外力によっても発生しやすい
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解答 1
1. 骨幹部骨折は、掌側凸変形を呈する
問題40手指の中節骨骨幹部骨折について誤りはどれか。
- 浅指屈筋腱付着部より遠位骨折 - 中枢骨片は掌側転位
- 浅指屈筋腱付着部より近位骨折 - 中枢骨片は掌側転位
- 浅指屈筋腱付着部より遠位骨折はPIP・DIP関節屈曲位固定する
- 浅指屈筋腱付着部より近位骨折はPIP・DIP関節伸展位固定する
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解答 2
2. 浅指屈筋腱付着部より近位骨折 - 中枢骨片は掌側転位
問題41マレットフィンガーについて正しいものはどれか。
- 固定期間は、Ⅰ型が最も長い。
- 指の伸展は可能なことが多い。
- 軽度屈曲位で固定する。
- Ⅰ型は、骨折型である。
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解答 1
1. 固定期間は、Ⅰ型が最も長い。
問題42マレットフィンガーで誤っているのはどれか。
- Ⅰ型が最も固定期間が必要である
- ベースボールフィンガーとも呼ばれる
- Ⅱ型はDIP関節を過伸展位に固定する
- 放置しても機能障害はおきない
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解答 4
4. 放置しても機能障害はおきない
問題433歳女の子。遊んでいた際に転倒し腕が上がらなくなったと言って来所。患測上肢を動かさそうとせず、両腋窩を持って抱き上げると号泣した。患者肘関節部に骨折固有の異常は認められなかった。最も考えられるのはどれか。
- 肘内障
- 鎖骨若木骨折
- 肩関節前方脱臼
- 上腕骨顆上骨折
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解答 2
2. 鎖骨若木骨折
問題4470歳女性。歩行中に人とぶつかった際に転倒し右肩関節前方脱臼を起こした。この外傷で最も合併しにくいのはどれか。
- バンカート損傷
- 上腕骨大結節骨折
- ヒルサックス損傷
- 上腕骨小結節骨折
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解答 4
4. 上腕骨小結節骨折
問題4521歳男性。柔道の試合中に払い腰をされ誤って踵が下腿部を強打。患部の熱感・発赤を認め、皮膚は光沢を帯び、他動的に足関節背屈させると下腿部の疼痛が増強した。この損傷について正しいのはどれか。
- 圧迫固定は避けるべきである
- なるべく患肢を挙上させ安静保持をする
- 下腿の筋によるポンプ機能を作用させるためなるべく加重させる
- 後方浅区画の損傷が多い
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解答 1
1. 圧迫固定は避けるべきである
問題4652歳男性。自宅の倉庫で脚立に上り作業をしている際に転倒して肩部を柱に強打した。鎖骨外端部が上方に突出し、異常可動性、軋轢音を認めた。 この損傷で誤っているのはどれか。
- 烏口鎖骨靭帯断裂があれば観血療法となる
- 肩鎖関節変形性関節症を合併する事がある
- 血胸、気胸の合併が好発する
- 粉砕骨折は観血療法となる
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解答 3
3. 血胸、気胸の合併が好発する
問題4760歳の男性。字を書いている際にボールペンを落とすことが多くなり最近では手掌尺側に痺れが出現すると訴えて来院した。左手の骨間筋部の萎縮は著しくフローマン徴候が陽性である。小学校4年生の頃に左腕を骨折した既往歴がある。 最も考えられる既往した骨折はどれか。
- 尺骨肘頭骨折
- 上腕骨顆上骨折
- 上腕骨外顆骨折
- 上腕骨内側上顆骨折
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解答 3
3. 上腕骨外顆骨折
問題48骨盤骨単独骨折の中で誤りはどれか?
- Duverney骨折で、転子果長は健側より短くなることが稀にある
- 尾骨骨折は直達外力により発生することがおおい
- 仙骨骨折は前方へ屈曲骨折することがおおい
- 坐骨骨折の骨片は大腿二頭筋により下方へ転位する
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解答 1
1. Duverney骨折で、転子果長は健側より短くなることが稀にある
問題49棘果長が延長するのはどれか。
- マルゲーヌ骨折
- 大腿骨骨幹部骨折
- 腸骨翼単独骨折
- 下腿両骨骨折
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解答 3
3. 腸骨翼単独骨折
問題50デュベルニー骨折で誤りはどれか。
- 付着する筋は内・外腹斜筋、腰方形筋である
- 骨片は下前方へ転位する
- 転子果長は正常である
- 棘果長は長くなることがある
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解答 2
2. 骨片は下前方へ転位する
問題51デュベルニー骨で誤っているのはどれか。
- 直達外力での損傷が多い
- 腸骨翼は大腿直筋の作用で転位する
- 棘果長は延長する
- 骨片は上外方へ転位する
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解答 2
2. 腸骨翼は大腿直筋の作用で転位する
問題52マルゲーヌ骨折について誤りはどれか。
- 垂直二重骨折である
- 棘果長・転子果長ともに不変である
- 股関節他動運動は、可能である
- 強いショック症状を認める場合がある
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解答 1
1. 垂直二重骨折である
問題53剥離骨折とその筋の組み合わせで誤りはどれか。
- 上前腸骨棘 - 縫工筋
- 下前腸骨棘 - 大腿直筋
- 腸骨稜 - 腹直筋
- 坐骨結節 - 半腱様筋
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解答 3
3. 腸骨稜 - 腹直筋
問題54大腿骨頸部内側骨折で正しいのはどれか。
- 保存療法では約5週間の固定期間を要する
- 外転型は噛合骨折が好発する
- 下肢は一般に内旋位となる
- 腫脹は受傷直後から出現し大転子付近に及ぶ
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解答 2
2. 外転型は噛合骨折が好発する
問題55大腿骨頸部骨折のパウエルの分類で正しいのはどれか。
- 第1度は50度以下で骨癒合に有効に働くものである
- 第2度は骨癒合が良好である
- 骨折線が垂直線となす角度で分類する
- 第3度では剪断力のみが働く為、骨癒合が困難である
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解答 4
4. 第3度では剪断力のみが働く為、骨癒合が困難である
問題56大腿骨頚部骨折について正しいものはどれか。
- 転子果長は、健側に比べ短縮する
- 骨折後下肢は、内転、内旋位を呈する
- 外側骨折は、内側骨折に比べて腫脹が軽度である
- 外転型・外反股を呈しているものは、噛合骨折を呈するものが多い
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解答 4
4. 外転型・外反股を呈しているものは、噛合骨折を呈するものが多い
問題57大腿骨骨幹部骨折について誤りはどれか。
- 軟部組織損傷も高度に認められる
- 最も多発するものは、上3分の1部での骨折である
- 開放性骨折となることも少なくない
- 徒手整復よりも牽引療法が有効である
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解答 2
2. 最も多発するものは、上3分の1部での骨折である
問題58大腿骨上3分の1部骨折の遠位骨片の転位に関与する筋でないものはどれか。
- 長内転筋
- 大殿筋
- 大腿二頭筋
- 大腿四頭筋
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解答 2
2. 大殿筋
問題59大腿骨骨幹部下1/3部骨折で誤っているのはどれか。
- 遠位骨片は強く後方に転位する
- 内出血と短縮による異常膨隆を認める
- 近位骨片は内転筋群により内転する
- 下肢は外旋する
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解答 3
3. 近位骨片は内転筋群により内転する
問題60大腿骨骨幹部骨折で誤っているのはどれか。
- 中央部の骨折が好発する
- 再転位の傾向が強い
- 短縮転位は残存させてはならない
- ブラウン架台が用いられる
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解答 3
3. 短縮転位は残存させてはならない
問題61大腿骨遠位骨端線離解屈曲型で誤っているのはどれか。
- 膝関節屈曲位で大腿骨顆部に前方から外力が加わると発生する
- 膝関節の運動は不能となる
- 遠位骨片は後方に転位する
- 遠位骨端成長軟骨板が早期閉鎖しても下肢長差はでない
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解答 4
4. 遠位骨端成長軟骨板が早期閉鎖しても下肢長差はでない
問題62脛骨外顆骨折で誤っていることはどれか。
- Q角は増大する
- 腓骨頭骨折を合併する
- 骨片は上方へ転位する
- 関節半月の損傷を伴うこともある
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解答 3
3. 骨片は上方へ転位する
問題63大腿骨外顆骨折で誤っているのはどれか。
- 関節内組織の損傷を伴う
- Q-angleが減少する
- 関節血腫が著明に出現する
- 膝関節の不安定性が残存する
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解答 2
2. Q-angleが減少する
問題64膝蓋骨骨折について誤っているのはどれか。
- 介達外力で縦骨折を呈する
- 膝蓋腱膜・膝蓋支帯が断裂したものは骨片転位が大きい
- 腱膜下骨折では膝関節伸展可能な場合もある
- 転位高度の場合は観血療法の適応である
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解答 1
1. 介達外力で縦骨折を呈する
問題65脛骨近位端部骨折と症状の組み合わせで誤っているのはどれか。
- 脛骨外顆骨折 - 内反動揺
- 脛骨顆間隆起骨折 - 脛骨前方引出症状
- 脛骨粗面骨折 - 膝関節伸展力減弱
- 脛骨内顆骨折 - Qアングル減少
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解答 1
1. 脛骨外顆骨折 - 内反動揺
問題66脛骨骨幹部骨折で誤っているのはどれか。2つ選べ。
- 中・下1/3境界部骨折では偽関節を合併しやすい
- 直達外力によるものは開放骨折が多い
- 脛骨神経損傷の合併は尖位拘縮の要因となる
- 小児では定型的骨折が好発する
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解答 3・4
3. 脛骨神経損傷の合併は尖位拘縮の要因となる
4. 小児では定型的骨折が好発する
問題67下腿骨幹部骨折で誤りはどれか。
- 前方凹変形になることが多い
- 小児の場合は腓骨の単独骨膜下骨折が多い
- 偽関節は中・下1/3境界部に多発する
- 尖足位拘縮が多い
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解答 2
2. 小児の場合は腓骨の単独骨膜下骨折が多い
問題68足根骨骨折について誤りはどれか。
- 踵骨骨折ではベーラー角が減少する
- 距骨骨折は骨壊死を起こしやすい
- 舟状骨骨折では第2ケーラー病との鑑別に注意する
- 踵骨骨折の大半は直達外力で起きる
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解答 3
3. 舟状骨骨折では第2ケーラー病との鑑別に注意する
問題69距骨骨折で誤っているのはどれか。
- 体部に骨壊死が起きやすい
- 足関節底屈強制により頸部が骨折する
- 後突起骨折の骨片は後方に転位する
- 距骨骨折は比較的まれである
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解答 2
2. 足関節底屈強制により頸部が骨折する
問題70骨折により角度の減少を認めないのはどれか。
- 踵骨体部と隆起部の完全離断したベーラー角
- 定型的転位を呈する橈骨遠位端部骨折時の掌側傾斜角
- 内旋転位を伴う上腕骨顆上伸展型骨折のバウマン角
- 後下方転位の強い脛骨内顆骨折時のFTA
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解答 4
4. 後下方転位の強い脛骨内顆骨折時のFTA
問題71中足骨骨折で正しいのはどれか。
- 第5中足骨骨幹部骨折は下駄骨折である
- 骨幹部は介達外力によって発生する
- ジョーンズ骨折は偽関節に陥りやすいので注意が必要である
- 第1中足骨近位骨幹部疲労骨折は行軍骨折である
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解答 3
3. ジョーンズ骨折は偽関節に陥りやすいので注意が必要である
問題72中足骨骨折で正しいのはどれか。
- 第1中足骨に疲労骨折が多い
- ジョーンズ骨折は裂離骨折の型となる
- 足底挿板が有用である
- 介達外力での損傷が好発する
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解答 3
3. 足底挿板が有用である
問題73ジョーンズ骨折の骨折部位はどれか。
- 第2中足骨骨幹部骨折
- 第3中足骨骨幹部骨折
- 第5中足骨骨幹部近位骨折
- 第5中足骨基部骨折
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解答 3
3. 第5中足骨骨幹部近位骨折
問題74足指骨折で誤っているのはどれか。
- 直達外力での損傷が多い
- 基節骨骨幹部骨折は足背側凸変形を呈する
- 第1指の末節骨に好発する
- 変形を残すと荷重痛を合併する
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解答 2
2. 基節骨骨幹部骨折は足背側凸変形を呈する
問題75疾患と分類の組合せで誤っているのはどれか。
- パウエル分類 - 大腿骨頸部骨折
- メイヤー・マッキーバー分類 - 脛骨顆間隆起骨折
- ラウゲ・ハンセン分類 - 下腿果部骨折
- ワトソン・ジョーンズ分類 - 前十字靭帯断裂
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解答 4
4. ワトソン・ジョーンズ分類 - 前十字靭帯断裂
問題76鑑別診断の組合せで誤っているのはどれか。
- 脛骨粗面骨折 - オスグット・シュラーター病
- 上腕骨顆上伸展型骨折 - 肘関節後方脱臼
- ペルテス病 - 膝部疾患
- 脛骨顆間隆起骨折 - 骨肉腫
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解答 4
4. 脛骨顆間隆起骨折 - 骨肉腫
問題77ポット骨折の概念に含まれないのはどれか。
- 三角靭帯断裂
- 脛腓関節完全離解
- 脛骨後果骨折
- 腓骨骨幹部骨折
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解答 3
3. 脛骨後果骨折
問題78正しい組合せはどれか。
- 大転子単独骨折 - ルドルフ徴候
- 距骨前方脱臼 - ナウマン徴候
- 大腿骨頭辷り症 - トレンデレンブルグ徴候
- 前頭蓋窩骨折 - バトル徴候
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解答 3
3. 大腿骨頭辷り症 - トレンデレンブルグ徴候
問題7935歳男性。自転車走行中バランスを崩し転倒した際に骨盤を強打した。鼠径部に皮下出血斑が出現し尿道損傷を合併している。最も考えられる骨折はどれか。
- ジェファーソン骨折
- デュベルニー骨折
- 恥骨上枝骨折
- 恥骨下枝骨折
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解答 3
3. 恥骨上枝骨折
問題8070歳男性。脚立から足も滑らせ落下。足関節周辺に疼痛を訴えて来所。疼痛のため患側肢で立つことはできず、皮下出血斑は足関節周辺から足底部まで及んでいた。 エックス線にてベーラー角の減少を認めた。考えられる合併症で誤っているのはどれか。
- 慢性浮腫
- 腓骨筋腱鞘炎
- 無腐性骨壊死
- 外傷性扁平足
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解答 3
3. 無腐性骨壊死
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