柔道整復師国家試験対策【第111回:柔道整復学 総論】
問題1次の中で誤りはどれか。
- 疲労骨折は、亜急性損傷である。
- 病的骨折は、特発性骨折ともいう。
- 不全骨折では、骨折線は認められない。
- 骨傷は、骨膜損傷である。
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解答 3
3. 不全骨折では、骨折線は認められない。
問題2疲労骨折について誤っているのはどれか。
- 長骨に多い
- 腫脹が主な症状となる
- 若年者に多い
- 骨折線は横骨折となる
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解答 2
2. 腫脹が主な症状となる
問題3骨折の癒合に不利な条件はどれか。
- 不全骨折
- 海綿骨での骨折
- 関節内骨折
- 噛合骨折
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解答 3
3. 関節内骨折
問題4骨傷・骨挫傷と呼ばれるものは次のうちどれか。
- 亀裂骨折
- 骨膜下骨折
- 破裂骨折
- 骨膜損傷
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解答 4
4.骨膜損傷
問題5骨挫傷が証明される画像はどれか。
- 超音波
- 単純X線
- CT
- MRI
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解答 4
4. MRI
問題61本の骨が3ヶ所以上で骨折したものはどれか。
- 重複骨折
- 単数骨折
- 多発骨折
- 複数骨折
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解答 1
1. 重複骨折
問題7骨癒合に良好な影響を与えるのはどれか。
- 粉砕骨折
- 屈曲力
- 海綿質骨折
- 関節内骨折
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解答 3
3. 海綿質骨折
問題8骨のリモデリングに関与しないのはどれか。
- 年齢
- 転位の形状
- 骨折の部位
- 疼痛の程度
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解答 4
4.疼痛の程度
問題9次の中で異常可動性の確認が困難なものはどれか。2つ選べ。
- 末節骨骨折
- 上腕骨顆上骨折
- 腰椎椎体圧迫骨折
- 上腕骨骨幹部骨折
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解答 1・3
1. 末節骨骨折
3. 腰椎椎体圧迫骨折
問題10軋轢音が証明しやすいのはどれか。
- 延長転位のある骨折
- 圧迫骨折
- 骨折端間に軟部組織が介入している骨折
- 粉砕骨折
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解答 4
4. 粉砕骨折
問題11骨折の合併症と原因の組み合わせで誤りはどれか。
- 阻血性壊死 - 血行が遮断
- フォルクマン拘縮 - 過度の腫脹
- 過剰仮骨形成 - 関節付近の骨折
- 関節強直 - 軟部組織の萎縮
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解答 4
4.関節強直 - 軟部組織の萎縮
問題12骨折と後遺症の組み合わせで正しいのはどれか。
- 前腕骨折 - 過剰仮骨形成
- 肋骨骨折 - ズデック骨萎縮
- 踵骨骨折 - 阻血性骨壊死
- 上腕骨外科頚骨折 - 外傷性骨化性筋炎
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解答 1
1.前腕骨折 - 過剰仮骨形成
問題13骨折の合併症とその原因の組み合わせで正しいのはどれか。
- 過剰仮骨形成 - 血腫の分散
- 外傷性皮下気腫 - 血行の遮断
- ズデック骨萎縮 - 骨癒合障害作動力
- 仮骨の軟化 - 感染症疾患
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解答 4
4. 仮骨の軟化 - 感染症疾患
問題14上肢の骨折治療中に、上肢末梢部の自発痛、浮腫、異常発汗が出現した際に、考えられるものはどれか。尚、橈骨動脈の拍動に変化は認められない。
- 脂肪塞栓
- フォルクマン拘縮
- ズデック骨萎縮
- 外傷性骨化性筋炎
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解答 3
3. ズデック骨萎縮
問題15偽関節について誤っているのはどれか。
- 6カ月以上異常可動性を認める。
- 多くは観血療法の適応となる。
- 血行状況不良部に好発する。
- 温熱療法により骨癒合機序が再開する。
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解答 4
4. 温熱療法により骨癒合機序が再開する。
問題16骨折の合併症とその原因の組み合わせで誤っているのはどれか。
- 化膿性骨髄炎 - 開放性骨折
- 過剰仮骨形成 - 粉砕骨折
- 脂肪塞栓 - 骨盤骨折
- 無腐性骨壊死 - 肋骨骨折
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解答 4
4.無腐性骨壊死 - 肋骨骨折
問題17骨折の治癒過程で正しいのはどれか。
- 炎症期には類骨に石灰塩が沈着する
- 仮骨形成期には成熟した緻密骨が作られる
- 仮骨硬化期には線維素網が作られる
- リモデリング期には力学的に有利な形態に順応する
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解答 4
4.リモデリング期には力学的に有利な形態に順応する
問題18骨折治癒を促進する力学的因子はどれか。
- 屈曲力
- 牽引力
- 剪断力
- 圧迫力
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解答 4
4.圧迫力
問題19小児骨折で正しいのはどれか。
- 観血療法が原則となる。
- ソルターハリスⅠ型は肥大軟骨層で離開する。
- 粉砕骨折となることが多い。
- 後療法は他動運動が主体となる。
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解答 2
2. ソルターハリスⅠ型は肥大軟骨層で離開する。
問題20小児骨折で誤りはどれか。
- 骨折の治癒過程で骨に過成長が起こる
- 幼少児の脛骨骨幹部では骨膜下骨折が起こりやすい
- 骨は柔軟性に富んでいるために粉砕骨折を生じることは少ない
- 骨のリモデリングが盛んで捻転転位の自家矯正は顕著である
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解答 4
4.骨のリモデリングが盛んで捻転転位の自家矯正は顕著である
問題21高齢者の骨折治療で誤っているのはどれか。
- 受傷前の日常生活レベルを確認する。
- 全身状態や既往歴を把握する。
- 骨癒合能力が低いため、通常以上の範囲を固定する。
- 可能な限り早期の離床を心がける。
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解答 3
3.骨癒合能力が低いため、通常以上の範囲を固定する。
問題22高齢者骨折の続発症で起こりにくいのはどれか。
- 褥瘡
- 誤嚥性肺炎
- 尿路感染
- 外傷性皮下気腫
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解答 4
4.外傷性皮下気腫
問題23高齢者骨損傷について誤りはどれか。
- 長期固定よっての二次的関節障害が発生しやすい。
- 骨緻密質においての骨折が多く発生する。
- 痴呆や全身の生活活動が悪い場合には、変形治癒もやむをえない。
- 脱臼よりも骨折が多く発生する。
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解答 2
2. 骨緻密質においての骨折が多く発生する。
問題24骨折の持続牽引整復法で誤っているのはどれか。
- 骨折部の安定が図れる。
- 側方転位に強制力を発揮する。
- 牽引力は重錘が用いられる。
- 骨折部の周囲筋の弛緩効果がある。
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解答 4
4. 骨折部の周囲筋の弛緩効果がある。
問題25牽引直圧整復法で最初に取り除く転位はどれか。
- 側方転位
- 屈曲転位
- 短縮転位
- 捻転転位
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解答 4
4. 捻転転位
問題26自然整復されやすいのはどれか。
- 肘関節後方脱臼
- 膝蓋骨外側脱臼
- 橈骨頭単独脱臼
- 足関節外側脱臼
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解答 2
2.膝蓋骨外側脱臼
問題27多発脱臼はどれか。
- リスフラン関節の脱臼
- 胸鎖関節と肩鎖関節の脱臼
- 距腿関節の脱臼
- 股関節の脱臼
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解答 1
1. リスフラン関節の脱臼
問題28次の組み合わせで正しいのはどれか。
- 反復性脱臼 - 膝関節
- 随意性脱臼 - 第二指M P関節
- 拡張性脱臼 - 股関節
- 恒久性脱臼 - 肘関節
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解答 3
3.拡張性脱臼 ー 股関節
問題29関節包内脱臼で正しいのはどれか。
- 肘関節脱臼
- 肩関節脱臼
- 膝関節脱臼
- 顎関節脱臼
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解答 4
4. 顎関節脱臼
問題30脱臼の症状に当てはまらないものはどれか。
- 関節部の変形
- 腫脹
- 機能障害
- 軋轢音
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解答 4
4. 軋轢音
問題31脱臼を疑わせる所見で誤っているのはどれか。
- 弾発性抵抗を認める
- 関節軸が変化する
- 関節血腫が著名である
- 関節窩部に陥凹を触知する
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解答 3
3.関節血腫が著名である
問題32反復性脱臼の要因とならないのはどれか。
- 固定期間の不足
- バンカート損傷
- 軟骨無形成症
- ヒルサックス損傷
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解答 3
3.軟骨無形成症
問題33骨折合併例の脱臼で変形性関節症が起こりにくいのはどれか。
- 肩関節
- 肘関節
- 指関節
- 股関節
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解答 1
1.肩関節
問題34脱臼の整復障害とならないのはどれか。
- 第2中手指節関節背側脱臼時の中手骨の嵌頓。
- 肩関節前方脱臼時の上腕骨大結節部の骨折。
- 第1中手骨指節関節背側水平脱臼。
- モンテギア骨折における橈骨頭の脱臼。
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解答 2
2.肩関節前方脱臼時の上腕骨大結節部の骨折。
問題35新鮮な靭帯損傷で見られないのはどれか。
- 限局性圧痛
- 皮下出血斑
- 腫脹
- 筋萎縮
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解答 4
4.筋萎縮
問題36靭帯・関節包の損傷について誤りはどれか。
- 完全断裂の場合、断面積が狭いほど予後良好である。
- 横損傷とは損傷線が靭帯長軸に対して直角に近い走行を示すものである。
- 靭帯の連続性が保たれていると治癒に際し好適条件となる。
- 治療の際は一定期間の固定を実施し、当該関節の使用制限や禁止を行わせることが必要となることがある。
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解答 1
1. 完全断裂の場合、断面積が狭いほど予後良好である。
問題37挫滅症候群について誤りはどれか。
- 長時間、身体が圧迫された場合に発生する恐れがある。
- 圧迫範囲が広いほど症状発症は遅い。
- 外傷と意識の有無は無関係である。
- 重症の場合は人工透析を実施する。
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解答 2
2. 圧迫範囲が広いほど症状発症は遅い。
問題38末梢神経損傷の症状で誤っているのはどれか。
- 感覚神経障害をきたす
- 発汗が停止することがある
- チネル徴候が陽性である
- 腱反射の亢進がみられる
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解答 4
4. 腱反射の亢進がみられる
問題39施術録で正しいのはどれか。
- 患者本人以外に対する説明は記載しない
- 訂正する場合は修正液を用いる
- 業務範囲で転医した場合は記載しない
- 施術完結の日から5年間保存する
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解答 4
4.施術完結の日から5年間保存する
問題40直に医師の診察を要するのはどれか。
- 徒手整復前に末梢動脈の拍動を認めなかった
- 蒼白だった顔色が徒手整復後に紅潮してきた
- 包帯施工後に末梢部に痺れ感を訴えた
- 固定除去後に関節可動域が制限されていた。
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解答 1
1. 徒手整復前に末梢動脈の拍動を認めなかった
問題41基本包帯法で正しいのはどれか。
- 肩部 - 扇状帯
- 母指 ー 亀甲帯
- 膝部 - 人字帯
- 足部 ー 麦穂帯
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解答 4
4.足部 - 麦穂帯
問題42硬性固定材料でないものはどれか。
- 金属副子
- 厚紙副子
- 合成樹脂副子
- サポーター
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解答 4
4. サポーター
問題43関節と良肢位の組み合わせで誤りはどれか。
- 肘関節 - 屈曲90度
- 手関節 - 屈曲30度
- 膝関節 - 屈曲10度
- 距腿関節 - 屈曲伸展0度
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解答 2
2.手関節 - 屈曲30度
問題44手技療法が適応できないものはどれか。
- 急性期の神経炎
- 関節拘縮
- 瘢痕組織
- 筋萎縮
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解答 1
1. 急性期の神経炎
問題45骨折の後療法開始時期で正しいのはどれか。
- 整復終了後
- 固定施行後
- 仮骨出現後
- 固定除去後
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解答 2
2.固定施行後
問題46後療法で誤っているのはどれか。
- 骨萎縮の発生予防に運動療法を行う。
- 筋萎縮は対象とならない。
- 固定を施した直後から開始する。
- 超短波は体内金属を有しているは禁忌となる。
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解答 2
2. 筋萎縮は対象とならない。
問題47電気療法が正しいのはどれか。
- 表在性の疼痛には低い周波数が適している
- 神経を興奮させることができる
- 刺激強度は筋収縮が得られるまでとする
- マイクロ波は電気療法の1つである
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解答 2
2.神経を興奮させることができる
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