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gyousei日本損害保険協会、保険金不正請求対策室を1月に新設

2012/12/20

日本損害保険協会は、保険金詐欺対策の司令塔となる専門組織を来年1月にも新設する方針を固めた。組織の名称は保険金不正請求対策室とし、大手5社から1人ずつ出向するなどして8人でスタートをする。

2011年の自動車事故の偽装などによる保険金詐欺の摘発は144件338人で、被害額は3億2895万円。柔道整復師ら第三者が関与する手口もあることから立件は難しく、摘発は氷山の一角との見方が強い。

協会は今年9月に、刑法学者や警察OBらによるタスクフォースを設置し対策強化を検討。その結果、保険金詐欺に特化した専門組織が不可欠と判断した。

保険金不正請求対策室では不正請求の通報窓口を設け、協会加盟全社に情報を提供する。また、累計で約9万件が登録されている不正請求データベースの他、各社の保険金支払いデータを集約。データベース機能の充実を図り、共犯が疑われる人物・業者らの情報も提供できるシステムを構築し、詐欺封じ込めへの対策を本格化する方針だ。

 

 

<ニュースソース>
毎日jp(2012/12/20)
http://mainichi.jp/select/news/20121220ddm012040023000c.html