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モンゴル人柔道整復術指導者育成プロジェクト
2011/10/20
公益社団法人日本柔道整復師会がJICA(国際協力機構)の「草の根技術協力パートナー型」の事業の一環として、日本の伝統治療である柔道整復術を学ぶため、モンゴルより3名の指導者候補研修生を受け入れる。
同会は、本年9月1日よりJICAの「草の根技術協力パートナー型」の支援を受けており、今後5年間に渡り、この海外協力活動を実施していく。
モンゴル国は近年発展の著しい国だが、特に地方において医療インフラは未整備であり、その生活様式により多発する骨折・脱臼等の外傷に対する適切な治療が十分行われていないのが現状である。
今回のプロジェクトは、「モンゴル国内での柔道整復術の指導・普及をモンゴル人のみにより可能となる状態にする」ことを目標のひとつとしており、同会では、モンゴルで唯一医学部を有する国立大学「モンゴル国立健康科学大学」と協力し、モンゴル国で入手可能な資機材を使って外傷治療が可能となる柔道整復術を普及するため外務省やJICAの支援を受け活動してきた。
今月10月26日(水)には、1ヶ月間の指導を終えた同会会員の帰国とともに、モンゴル人指導者候補者が来日する予定。2ヶ月間にわたる埼玉、佐賀県での研修を前に、10月27日(木)午後1時より日本柔道整復師会館にて開講式が行われる。
<参考>
日本伝統治療(柔道整復術)を学ぶ、モンゴル人研修員の受け入れ
モンゴル人研修生、日本伝統治療(柔道整復術)を学ぶ
<ニュースソース>
公益社団法人日本柔道整復師会
http://www.shadan-nissei.or.jp/nissei/detail_20110920201434.html