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「無給」理事らに4000万円不正支出 ／ 大阪

公益社団法人「大阪府柔道整復師会」が09、10の両年度、会長ら理事15人と監事2人に対し、理事会などの議決を経ず、総額約4000万円の手当を不適正に支出していたことが30日、わかった。「実質的なヤミ報酬だ」として、男性会員が会長らを業務上横領容疑で府警に告発する方針。

一般の社団法人だった10年度まで、定款で非常勤の理事と監事は無給と決めていた。
ところが09年に開かれた議事録の残らない会議で、会長らへ月30万～5万円を支払うことが決まった。17人には別途、時給等の手当も支給されていた。
今年1月に公益社団法人に認定されたことに伴い、定款を変更し役員には定額報酬を支給しているという。

同会は柔道整復師の普及や指導養成を掲げ、09、10年度に大阪府から計約1080万円の補助金を受けた。

 

 

＜ニュースソース＞
朝日新聞（2011/05/31）
毎日新聞（2011/05/31）