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sonota 郡山の専門学校に授業料170万円返還を命令 / 福島

2011/03/28

郡山市の「福島医療専門学校」で02~05年度、無資格教員らに授業をさせたり、学則で定めた授業をしなかったなどとして、卒業生の男性(41)が同校を運営する学校法人「福寿会」を相手取り、授業料の一部など約300万円の返還を求めた訴訟の判決が25日、福島地裁郡山支部であった。

訴えによると、同校は02~05年度、当時、卒業生が在籍していた柔整科と鍼灸科で(1)6人の教員と助手が無資格で授業をした(2)学則に定めた時間より少ない授業をした(3)教材費の一部しか購入に使っていなかった、と主張。

清水裁判長は(1)と(2)について「教員ら4人は無資格。(授業短縮の)学則変更は学校の裁量を逸脱しており無効」と判断。無資格授業・未実施授業と認定された計1832時間を「債務不履行」とし、4年間で支払った授業料の3分の1に当たる約170万円の返還を命じた。(3)は「教材費は実費として消費する義務はない」と退けた。

男性は08年3月に提訴し、代理人弁護士を立てずに本人訴訟で弁論を行った。同会の樅山理事は「弁護士と控訴を含めて検討したい」と話している。

 

<ニュースソース>
毎日新聞(2011/03/26)
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20110326ddlk07040193000c.html