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sonota 東日本大震災:エコノミー症候群予防の体操指導

2011/03/23

30人が死亡し、約400人が避難生活を続ける岩手県野田村で、同県久慈市の柔道整復師、玉沢誠さん(52)が高齢者へのマッサージや体操指導のボランティアを始めた。

体を動かさない状態が続くと起きやすい「エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症)」の予防が目的。エコノミークラス症候群は血栓が血管に詰まり、死に至ることもある。玉沢さんは「硬い床の避難所で寝起きし、一日中避難所で過ごす高齢者も多いのでは。毎日適度に運動して」と話す。

久慈市内にある玉沢さんの接骨院には震災の被害はなかったが、隣の野田村で高齢者が避難生活をしていることを知り、玉沢さんは接骨院のスタッフと2人で村内の避難所の巡回を始めた。
19日は約60人が避難生活を送る村立野田小学校を訪問。「毎日歩くのが一番の予防になりますよ」などと話しかけながらマッサージをした。また、「血栓を予防する体操」(あおむけに寝たまま爪先を上下に10回動かす▽背伸びを3秒間3回繰り返す▽両手を後方に反らし胸を張る運動を5秒間回繰り返す)などを毎日するよう指導した。

 

 

<ニュースソース>
毎日新聞(2011/03/22)
http://mainichi.jp/life/today/news/20110322dde041040065000c.html