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2010/06/25

岐阜検察審査会は２３日までに、岐阜市に架空の医療費を不正請求し、詐欺容疑で書類送検された同市の男性柔道整復師を不起訴とした岐阜地検の処分について、「不起訴不当」と議決した。

議決書によると、男性は０４年から４年間で、実際には行っていない１４人分の施術の医療費を岐阜市に架空請求するなど、計約３２０万円をだまし取ったとされる。

同市は０８年１１月、男性を詐欺容疑で岐阜北署に告訴したが、岐阜地検は昨年１２月２５日、不起訴処分とした。

男性は医療費を全額返済し、行政処分を受けて経営していた接骨院を閉院したが、同審査会は「社会的制裁を十分に受けたとはいえない」としている。