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sonota医療専門学校の2教員、不当解雇で提訴 / 福島

2010/06/25

福島県郡山市の「福島医療専門学校」で今年3月、一方的に解雇されたとして、教員2人が16日、同校を運営する学校法人「福寿会」を相手取り、労働契約上の地位確認を求めて福島地裁郡山支部に提訴した。

訴えたのはいずれも歯科医師で、同校で専任教員をしていた男性(51)と女性(45)。

訴状によると、男性は開校前の00年2月から、女性は02年4月から勤務。2人は02年度に1年間の雇用契約書を取り交わし、その後書類は作成せず、毎年継続更新した。

08年度から、学校側は経営難を理由に月額制から年俸制に給与を変更して減額。さらに今年2月、契約期間を半年とし非常勤講師の待遇での勤務を要求。2人はこれを拒否し、労働組合法に基づく団体交渉をした。しかし、学校側は「雇用期間が終了した」として、契約を更新しないと一方的に通知し、2人を事実上解雇した。

2人は問題点についてたびたび意見していたといい、男性は「幹部にとって2人が煙たい存在だったために指名解雇されたと思う。学生のために教壇に復帰したい」と話している。

一方、同校の樅山理事は「学生の減少によるリストラの一環で、不当解雇ではない。訴状は読んでいないが、争う方向で検討したい」としている。

 

<ニュースソース>
毎日新聞 (2010/06/17)
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100617ddlk07040174000c.html