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国保中央会、柔整の請求支払いへ5項目を提言
3月1日発行の国保新聞によると、国保中央会の「柔道整復師の施術に係る療養費の審査・支払義務のあり方に関する検討会」は2月26日に報告書を取りまとめ、「施術所からの請求方法の統一化」「審査の統一化」「全国決済制度の導入」「疑義請求対策」「柔道整復療養費に係るIT化の推進」の5項目について提言を打ち出した。
保険者や柔道整復師に請求支払いの円滑化や利便性を図ると同時に審査・支払い義務の効率化を進める狙い。さらには疑義・不正請求の防止に役立つことから、柔道整復師の施術への国民のより一層の信頼確保につながるとみられている。
中央会では報告書を厚労省に提出、これを受け同省は保険者等との協議を進めていく意向を示しているという。
提言
1)施術所からの請求方式の統一化について
①申請書等様式の統一
②支払先等届出制の導入
③施術機関コードの新設
④複数月請求の廃止
⑤請求締切日の明確化
2)審査の統一化について
①算定基準(審査基準)の明確化
②柔整審査会の権限の法的位置付けの明確化
③審査委員選出基準の明確化
3)全国決済制度の導入について
①全国決済制度の導入に向けた事務処理体制の整備
②保険者から国保連合会への審査・支払義務の委託範囲の統一
4)疑義請求対策について
①審査時に生じた疑義に対する照会体制の整備
②保険者における体制の整備
5)柔道整復療養費に係るIT化の推進について
①電子請求化を見据えた体制の整備(国保連合会・施術所・加入団体等)
②柔整師の加入団体等による代行請求を含めた検討
<ニュースソース>
国保新聞(2010/03/01)