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(公社)山梨県整骨師会、社団法人設立60周年記念式典

2012/10/25

平成24年10月21日(日)、公益社団法人山梨県整骨師会 社団法人設立60周年並びに公益社団法人移行設立記念式典・祝賀会が盛大に執り行われた。

はじめに清水隆副会長から開会の辞が述べられ、国歌が斉唱された。

式辞として壇上に立った向山一夫会長は〝ご多忙の折にも関わらず、各界のご来賓の方々にご臨席を賜り、盛大な式典を挙行させていただくことを衷心より御礼申し上げます〟と感謝の意を述べ、山梨県整骨師会の母体である山梨県接骨師組合の発足当時から現在までの歴史を振り返りながら〝今年で60周年を迎えました。当会は県民の皆様の健康と福祉の増進に貢献していくために、平成23年9月13日、大規模災害時の傷病や応急救護に備えた災害協定を県と締結しました。そして本年1月13日、山梨県知事より公益社団法人移行の答申を受け、本年4月1日付で公益社団法人山梨県整骨師会として新たにスタートしました。現在、当会は公益目的事業を、①柔道整復療養費受領委任払い制度の適正化、②柔道整復術の医学的研究、③県民の健康保護および青少年の健全育成の3つに大別し、公益法人の役割の重要性を十分認識して、会員一同柔道整復師としての社会的使命を果たしていく所存です〟と公益社団法人に移行し、今まで以上に地域住民の健康維持に尽くしていくと熱く意気込みを述べた。

続いて表彰状の授与、受賞者代表謝辞が行われた後、来賓祝辞が述べられた。

民主党衆議院議員(元環境大臣)・小沢鋭仁議員は〝皆さんには地域の保健医療分野でご活躍頂いていますが、同時に向山会長を中心に社会活動として少年柔道大会などのボランティア活動にもしっかり取り組まれています。そのような姿に心から敬意と感謝を表し、公益社団法人への移行をお祝い申し上げます。皆さんが地域医療の中核となって、これからも活躍していただくことが必要だと感じています。私も精一杯バックアップさせていただくことをお誓い申し上げます〟と力強く述べた。

公益社団法人日本柔道整復師会・萩原正会長からは〝この式典を迎えられましたことは、歴代会長や役員の方々が残された功績を継承された向山会長をはじめ、会員の皆様の弛まぬ努力の賜物です。私ども柔道整復業界は柔道整復師の法的根拠を得て以降、国民皆保険の普及に協力することで体を成し、職能団体としての地位を確保したと自負しています。そして高度成長期に全国の柔道整復師会が次々と社団法人へ組織替えしていくなかで社会貢献を強く意識するようになりました。しかし平成に入り、柔道整復師の養成校乱立や事業仕訳に象徴される療養費削減など、業界を取り巻く社会環境は悪化の一途を辿っています。そんな中、貴会は本年4月に公益社団法人として時代の要請に適う組織に新しく移行されました。組織としてさらに不特定多数の方々に利益を目に見える形で提供するのが公益社団法人に課せられた責務と自覚し、医療人として国民の期待に尽くしていただきたい〟と激励した。

その他にも山梨県福祉保健部・三枝幹男部長山梨県議会(元議長)・臼井成夫議員山梨県労働局・島浦幸夫局長太田整形外科院長/元山梨県議会議長・太田道夫氏が祝辞を述べ、山梨県整骨師会の功績を讃えた。

その後、設立60周年と公益社団法人移行という節目を祝うために全国から駆け付けた大勢の来賓が紹介され、閉式の辞として同会の大澤正英理事より〝60周年に際し、お祝いの言葉、激励の言葉をいただき有難うございます。今年度より公益社団法人を設立し、向山会長をはじめ会員一同頑張っております。これからも諸先生方のご指導ご鞭撻を賜りながら一生懸命邁進していきます〟と述べられ、会場は大きな拍手に包まれた。

記念式典終了後、別会場にて祝賀会が盛大に催され、出席者は共に喜びを分かち合った。