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柔整議連が小宮山厚労大臣に要望書を提出
平成24年6月5日(火)に「民主党・柔道整復師の業務を考える議員連盟」(以下、柔整議連)が、小宮山洋子厚生労働大臣の元へ出向き柔道整復制度改正の要望書の提出を行った。
村井宗明事務局長によると、冒頭、中井洽会長から小宮山厚労大臣に対し〝日本古来の柔道整復という技術はわが国の医療の一翼を担うものであり、新しい柔道整復師の業務のあり方を考えるため、諸団体との意見交換を繰り返したのち議員連盟でまとめて要望書を作成致しました〟との要望書提出の経緯説明があり、その後は要望書に沿って細部の説明が行われたという。
その中で柔整議連が社会保障審議会医療保険部会にて設置案が承認された「柔道整復療養費検討専門委員会」(平成24年度柔整療養費改定及び中・長期的な視点で柔整療養費の在り方の見直しについて検討を行う委員会)の委員に、複数の柔整師団体から複数の委員の選任を求めたのに対し小宮山厚労大臣はそれを了承したという。このことから検討専門委員会には、保険者、医師、有識者の他に複数の柔道整復師団体から複数の委員が選任されることが確定的となった。
療養費の増額の要望については〝全体の予算の話があるので厚労省だけでは決めきれない。予算として確保されていれば療養費として増額することは可能であるかもしれない〟との趣旨の回答があったとし、その他にも中・長期的な検討課題として「柔道整復師過多による専門学校の定数と国家試験合格者数の適正化」「開業までの研修制度」「部位数問題」「医療用語の統一」「傷病名問題」「柔道整復師の社会的理解の醸成」等の業界が抱える諸問題についても検討を要望したという。
柔道整復療養費検討専門委員会は秋の療養費改定に向け、近いうちに委員が選任され本格的な議論に入って行くとのこと。柔整ホットニュースでは委員の人選も含め新しい情報が入り次第、随時皆さんにお伝えしていく予定だ。