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第2回全国柔道整復師連合会通常総会開催
平成24年4月21日(土)16時30分より、東京都墨田区にある東武ホテルレバント東京において「第2回全国柔道整復師連合会通常総会」が開催された。
総会は同連合会田中威勢夫会長から〝昨年12月18日の連合設立総会から今日までに、3月12日の厚生労働省から各保険者に対し出された通知、また4月18日に「民主党 柔道整復師の業務を考える議員連盟」(以下、柔整議連)の設立と様々な事がありました。本日はこの総会がスムーズに進みますように皆さんのご協力を宜しくお願い申し上げます〟との挨拶で始まり、同連合会の平成23年度事業・収支決算の報告、監査報告、並びに平成24年度事業計画案・収支予算案の発表に移った。
平成24年度事業計画案の中で田中会長から〝連合会発足当初より制度改正、そして法律改正という事を目的に取り組んできました。しかしそれらは一個人が動いてできるものではありません。それを実現するために議員連盟を発足させなければならないと思い活動をしてまいりました。この業界には様々な団体がありますが、制度を改正するに日本柔道整復師会と連合会の意見が違っていたのでは、申請や要望を受ける議員や厚生労働省が戸惑うのではないかと思い、日整の先生方と何回も打ち合わせをして、ある程度意見を統一したところで議員連盟を発足するための活動に入ったわけです〟と4月18日に発足した柔整議連設立の経緯説明が行われ、続いての質疑応答で、柔整議連と柔道整復師小委員会との関係性等に対する質問に下記のように答えた。
柔整議連と柔道整復師小委員会との違いは?
柔整議連は制度改正、法改正、業界のあるべき姿を考えるといったことを中心にやっていきます。柔道整復師小委員会に関しましては、治療法等の技術的な面について研究していく場として残して行こうと柔整議連の中井洽会長と民主党統合医療を普及・促進する議員連盟の鳩山由紀夫会長との間で話し合いは進んでいるようです。
これまで厚生労働省に対する窓口は柔道整復師小委員会だったが、これからはどのようになるのか?
これからは療養費の問題等は柔整議連が窓口になります。議員連盟というのは党で認めた正式な組織です。柔道整復師小委員会というのは統合医療の中の一委員会なんです。したがって厚生労働省が柔整議連を無視してやるという事はありえないと思います。
その他にも事業計画や収支予算案に関し会員から積極的に質問が上がり、最終的に賛成多数で平成24年度事業計画案・収支予算案が承認され総会は閉会となった。
現在、全国柔道整復師連合会に参加している団体数は14団体。同連合会事業部長によると、複数の任意団体から総会にて会員の総意を確認した上で正式に連合参加をしたいという返事をもらっているという。
この度、全国柔道整復師連合会が(公社)日本柔道整復師会と歩調を合わせ、制度改正・柔道整復師法改正を目指した議員連盟を立ち上げたという事実は業界内に大きな衝撃を与えた。制度改正・法改正をするには解決しなければならない問題は多々あると思われるが、今後の国民医療の為にも柔道整復師の為にも1日も早い改正を期待したい。