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民主党 柔道整復師の業務を考える議員連盟設立総会 開催!
平成24年4月18日午前10時より、衆議院議員第2議員会館第1会議室において「民主党 柔道整復師の業務を考える議員連盟」設立総会が開催された。
(議員22名<代理出席51名>、厚生労働省3名、柔道整復師業界4名が出席)
司会は村井宗明衆議院議員が務め、細川律夫前厚生労働大臣から〝柔道整復師の先生方が地域医療に関して熱心に頑張っておられる事にまずは感謝を申し上げます。しかし一方で一部に不適切な診療報酬の請求がある等の様々な問題があることも承知しています。この議員連盟設立の趣旨をご理解いただいて、共に柔道整復師業界の皆さん方が国民の皆様方の期待に応えられるような環境作りをして行きたい〟との開会挨拶があり、続いて役員の選任、同議員連盟幹事長である小宮山泰子衆議院議員の挨拶へと移った。
柔道整復師団体側からは(公社)日本柔道整復師会、全国柔道整復師連合会が参加し、(公社)日本柔道整復師会総務理事の橋本昇氏は〝本日をもって私たち日本柔道整復師会は全国柔道整復師連合会と共に業界発展を目指し、さらに国民の健康の為に寄与すべく覚悟を強くしたところでございます〟と挨拶。
続いて全国柔道整復師連合会の田中威勢夫会長は連合会設立の経緯を説明したのち、現状の柔道整復師制度の不備を訴え〝昭和11年から続いている制度を時代に合ったものとして改正して行く為、日整の方々とも何回も話し合いを重ね、一定の方向性を見出し、意見も統一したところで、今回、改めてこのように先生方にお願いをした次第でございます〟と挨拶を述べた。
次に厚生労働省医政局長・大谷康夫氏から〝これまで柔道整復は国民の健康の保持に大きく貢献してこられたと考えております。厚生労働省と致しましても柔道整復の皆様には、引き続き国民の期待に応えて質の高いサービスを適正に提供していただきたいと考えております。また議員連盟より私共にご指導ご支援を賜りたいと思います〟との挨拶があり、引き続き参加議員に対し医政局医事課長・田原克志氏が柔道整復師法について、保険局保険医療企画調査室長・屋敷次郎氏が療養費について説明を行った。
その後に行われた質疑では参加した議員より「レントゲン問題」「傷病名問題」「無資格者の取り締まり」「療養費改定の仕組み」「医者、薬剤師等と柔道整復師の指導・監査の違い」等、厚生労働省の担当者に向け熱のこもった質問が投げかけられ、最後に同議員連盟副会長の広野ただし参議院議員が閉会の挨拶を述べ、設立総会が幕を閉じた。
その場で次回会合予定の発表はなかったが、司会の村井宗明事務局長より療養費の改定に関しては次回からの会合が本番であるという旨の発言があり、近い内に次の会合が行われると予想される。
同議員連盟では短期的には今回の療養費改定、長期的には柔道整復師法改正の為の議員立法を視野に入れた活動を行っていく予定だという。柔整ホットニュースではこの議員連盟が柔整業界、厚生労働省にどのような影響を与えていくかを追いかけていきたいと思う。
参考資料:
- ①
- 柔整師側より提出された「柔道整復師業界の現状」
- ②
- 「民主党 柔道整復師の業務を考える議員連盟」参加議員一覧
(平成24年4月18日現在) - ③
- 「民主党 柔道整復師の業務を考える議員連盟」設立総会参加柔整師団体、厚生労働省関係者一覧