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第１９回柔道整復師国家試験結果を考察する

明治国際医療大学　教授　長尾淳彦

	受験者数	合格者数	合格率	新卒	合格者数	合格率	既卒	合格者数	合格率
第19回	6,625	4,592	69.3	5,131	4,277	83.4	1,494	315	21.1
第18回	7,156	5,570	77.8	5,271	4,804	91.1	1,885	766	40.6
第17回	6,772	4,763	70.3	5,187	4,380	84.4	1,585	383	24.2
第16回	6,702	5,069	75.6	5,234	4,588	87.7	1,468	481	32.8
第15回	5,944	4,416	74.3	4,617	3,968	85.9	1,327	448	33.8
第14回	5,127	3,755	73.2	3,967	3,378	85.2	1,160	377	32.5
第13回	4,122	2,902	70.4	3,398	2,709	79.7	724	193	26.7

今回（第１９回）の受験者学校別では大学３校、短期大学２校、専門学校９２校、計９７校の６６２５名の受験者総数であった。受験者数が１００名以上の学校は２２校、７０－９９名が２２校、５０－６９名１８校、３０－４９名１９校、１０－２９名１２校、９名以下４校であった。

合格率９０％以上は７校、８０－８９％は１９校、７０－７９％は２０校で合格率６９．３％以上は９７校中４７校である。

第１３回から今回までの推移は上記表で判る。昨年は受験者数が七千名を超えたが専門学校から大学へのシフトや夜間部の廃止や学生実数の減少等からみて昨年の七千名がピークとなりそうである。

 

	不合格者数	新卒不合格者数	既卒不合格者数	未受験者数
第13回	1,220	689	531	―
第14回	1,372	589	783	60
第15回	1,528	649	879	45
第16回	1,633	646	987	60
第17回	2,009	807	1,202	48
第18回	1,586	467	1,119	124
第19回	2,033	854	1,179	92

上図は不合格者の数である。右端の未受験者数が前年不合格であった者が翌年受験しなかった数である。この数字からは１回の不合格で諦めずほとんどの者がチャレンジしていることが窺える。不合格者数が二千名を超えた第１７回の次年の去年が未受験者数百名を超えた。今回不合格者数二千名を超えた。来年の未受験者数が百名を超えるかを注視していてほしい。