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第79回   【この22年間の就業柔道整復師・施術所の推移】

2013/09/01

明治国際医療大学   教授   長尾 淳彦

平成2年から平成24年にかけての就業柔道整復師と施術所の推移をみると柔道整復師養成施設不指定処分取消請求事件いわゆる福岡裁判以後、養成施設が急増し就学3-4年後の平成16年以降の柔道整復師数、施術所数の増加は異常である。需給のバランスなど関係なしの様相である。早急に倫理教育を含めた新たな卒後臨床研修制度(2-3年間)の法制化を行う必要があると考える。

 

就業柔道整復師数
施術所数
平成  2年(1990) 
22,904                 
平成  4年(1992)
24,776(+1,872)
平成  6年(1994) 
26,221(+1,445)
平成  8年(1996)
28,244(+2,023)
平成10年(1998)※注1
29,087(+   843)
平成12年(2000)
30,830(+1,743)
24,500                 
平成14年(2002)
32,483(+1,653)
25,975(+1,475)
平成16年(2004)
35,077(+2,594)
27,771(+1,796)
平成18年(2006)
38,693(+3,616)
30,787(+3,016)
平成20年(2008)
43,946(+5,253)
34,839(+4,052)
平成22年(2010)※注2
50,428(+6,482)
37,997(+3,158)
平成24年(2012)
58,573(+8,145)
42,431(+4,434)

※注1:
福岡裁判 (養成校14校、1学年定員1,050名)

※注2:
東日本大震災の影響により宮城県が含まれていない。
(大学12校、養成校88校 1学年定員7,000名以上)