柔整ホットニュース
これだけは知っておいて!!
第66回 【「J-ファイル2012」について】
2013/02/16
自由民主党が掲げた政権公約いわゆる「J-ファイル2012」の「社会保障」の中に柔道整復師に係る項目があります。下記がその内容です。
「168 柔道整復師の活動の支援」
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- 柔道整復療養費の適正な見直しと卒後臨床研修の制度化を目指します。
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- 柔道整復師の業務に関して算定基準の明確化と法整備等に努めます。
分類すると大きく3つに分かれます。
1. 柔道整復療養費の適正な見直し
柔道整復療養費の平成24年度料金改定は例年なら医療費改定(平成24年4月)2か月後の6月に行われていましたが社会保障審議会医療保険部会柔道整復療養費検討専門委員会が設置され、「平成24年度料金改定」と「柔道整復療養費の適正な見直し」がテーマとなりそこに衆議院議員選挙が重なり、民主党から自由民主党への政権交代もあり大幅に「平成24年度料金改定」が遅れています。平成25年2月中旬から3月中旬の間に柔道整復療養費検討専門委員会が開催され十分な議論が交わされる予定である。患者さんである国民が「良質な柔道整復」を受けられるような適正であってほしい。
2. 卒後臨床研修の制度化
現在の「受領委任払い」の制度は「柔道整復師」であれば、誰でも「受領委任払い」制度によりいわゆる開業をして保険扱いが出来る。
専修学校なら3年間、大学なら4年間の就学により国家試験受験資格を得て国家試験に合格すれば即開業できる。
就学3年や4年間で医療に係る業種としての知識や技能、そしてモラルが担保されることはない。数年間の「卒後臨床研修」を制度化し「質の担保」の義務付けは「安全安心の医療の実現」に寄与するものと考える。
3. 柔道整復師の業務に関して算定基準の明確化と法整備等
保険に関する「算定基準の明確化、統一化」と「審査体制の充実」は早期に実現しなければならない事項である。いわゆる「ローカルルール」を排除した「全国統一算定基準」があり、それに則して「審査」が行われることが望ましい。
罰則も含めた法整備が必要である。