柔道整復師と介護福祉【第4回:地域におけるケアマネージャーの役割】
2015/02/16
支援方法の流れ
- 1.
- 面接(インテーク)
利用希望者、家族はどのような介護サービスの希望をするかを記録します。 - 2.
- 課題分析(アセスメント)
どのような介護サービスが必要であるかを査定します。 - 3.
- 計画(プランニング)
介護保険が利用できるようにサービス計画、個別支援計画を作成します。 - 4.
- 評価(モニタリング)
サービスの利用開始後も提供されている介護サービスの量と内容が適切か否かを定期的に検討します。 - 5.
- 再アセスメント、プランニング
要介護者と介護者の状況に身体状況、環境変化に合わせて再評価、計画をします。
地域医療とケアマネージャーの役割
在宅医療を推進するためには、在宅での医療、介護ニーズに関するケアプランを提供しないといけません。これから迎える少子高齢化において課題とされている在宅医療推進では、ケアマネジャーの専門性の向上と、調整能力の飛躍的な向上が求められています。
在宅に関するケアプランには、
- ①
- 日常生活所必要な整容、食事、排せつに関する支援
- ②
- 身体機能低下を防ぐためのリハビリ
- ③
- 癌、難病疾患などの痛みに伴う疼痛管理
- ④
- 医療的ケア「たん吸引、喀痰吸引、胃瘻、腸瘻、経管栄養など」
- ⑤
- 社会資源活用「障害者総合支援法、成年後見員制度など」を最大限に活用し、利用者の意向に沿ってサービス提供プログラムを立案しなくてはいけません。
- ⑥
- 医療との関係においては主治医、かかりつけ医、後方支援病院の確保、在宅での医療を提供する場合は在宅医の24時間365日の連携が必要となります。