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柔道整復師国家試験対策【第6回:生理学のポイント ―概説~呼吸編―】

2015/07/16

今回で6回目となる国家試験対策講座。第3、4、5回と解剖学の主要ポイントをお送りしました。ある程度の把握はできているでしょうか。毎回言わせていただきますが、早い時期からの準備が大事となります。夏までにはしっかりと記憶となるよう取り組んでください。さて、今月からは全3回に渡って生理学の主要ポイントをお送りします。今回は、概説、体液、血液、循環、呼吸の生理学のポイントを提示します。

 

概説
1)
ホメオスタシスされる因子

体液量、体液浸透圧、体液pH、体液電解質組成、体液ガス組成、体液温度

2)
細胞膜の構成成分

蛋白質、リン脂質(主成分はリン脂質)

3)
細胞膜のタンパク分子の役割

輸送体(チャネル、ポンプ)、受容体、酵素

4)
細胞小器官の種類と働き

ミトコンドリア/高エネルギー化合物(ATP)の合成、肝臓・筋細胞の豊富   
粗面小胞体/リボゾーム付着   
滑面小胞体/ステロイドホルモンの産生(副腎皮質・間細胞)         
カルシウムイオンの貯蔵(筋細胞)、有害物質の無毒化(肝細胞)   
ゴルジ装置/合成された蛋白質の修飾(糖蛋白の合成等)   
リソソーム/分解酵素により細胞内消化   
中心小体/細胞分裂時に紡錘糸を形成   
細胞骨格/細胞の形態保持、運動、細胞内物質移動に役立つ
マイクロフィラメント・中間径フィラメント・微小管がある

5)
DNAの構成要素と単位

糖(デオキシリボース)、リン酸、塩基(アデニン・チミン・グアニン・シトシン)
ヌクレオチドを1つと単位として、このヌクレオチドが鎖状に結合したものによって、二重鎖を形成。     
※クロマチン=DNAとヒストン蛋白で構成。細胞分裂時に染色体となる。

6)
RNAの構成要素と種類

糖(リボース)、リン酸、塩基(アデニン・ウラシル・グアニン・シトシン)
mRNA(DNAの塩基配列をコピーしたもの)、tRNA(リボゾームにアミノ酸を運搬)
rRNA(リボゾームの母体)がある。

7)
受動輸送を3つ

拡散(物質が濃度、電位勾配に従って輸送される形式)、
浸透(膜を通過する水の移動現象)
ろ過(毛細管圧を利用した物質の血管外への移動)

8)
能動輸送を説明

濃度勾配、電位勾配に逆らってATPを利用した物質に移動現象
※エンドサイトーシス、エクソサイトーシス
受動・能動輸送では細胞膜を通過できないような高分子物質の移動スタイル  
エンドサイトーシス(細胞外→細胞内):マクロファージの貪食など
エクソサイトーシス(細胞内→細胞外):化学伝達物質の細胞外への放出

 

体液
1)
体液と細胞外液と細胞内液の体重に占める%

体液量:体重の60%、
細胞内液:体重の40%、
細胞外液:体重の20%   
細胞外液:血漿(体重の5%)、組織液(間質液)(体重の15%)       
※脳脊髄液も組織液として考える

2)
細胞外液に多いイオン(記号で)

Na、Cl、HCO3、Ca2+

3)
細胞内液に多いイオン(記号で)

K、HPO4
※イオンではないが蛋白質も細胞外に比べ細胞内に多い

4)
体液量を感知する受容器とその存在場所

容量受容器(低圧受容器)、心房・肺内

5)
体液量調節における重要なホルモン

バゾプレッシン

6)
体液浸透圧の決定因子

体液濃度(体液量、体液溶質物質→代表的なものはナトリウムイオン)   
体液濃度上昇=体液浸透圧上昇、体液濃度低下=体液浸透圧低下

7)
体液浸透圧を感知する受容器とその存在場所

浸透圧受容器、視床下部

8)
体液浸透圧調節における重要なホルモン

アルドステロン(レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系)、バゾプレッシン

9)
体液の至適pH

7.4±0.05、弱アルカリ性   
数値上昇=アルカリ性に傾く=アルカローシス   
数値低下=産生に傾く=アシドーシス

10)
体液pHに影響を与える代表的イオン

水素イオン(水素イオン濃度上昇=酸性へ)

11)
酸塩基平衡調節の3要因

肺での調節(二酸化炭素を体外へ)、
腎での調節(水素イオンを尿中へ、重炭酸イオンの産生)、
血液緩衝 (ヘモグロビン蛋白、アルブミンによる)

 

 
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